未成年
(1995年10月期・金曜22時枠TBS)

脚本:野島伸司
制作:伊藤一尋
演出:吉田健、加藤浩丈、金子与志一


第8話 真夜中の逃亡者

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デクの家で昼食を呼ばれることになったヒロ。そこでヒロは
デクの実家の町工場が銀行からの借金返済を迫られ、今にも
倒産しそうな現状を目にする。取り立ての銀行員が来たときの
デクの表情は怒りに満ちていた。

順平からヒロが白鳳大学の推薦から落ちた事を聞いたカー子は
すぐに掲示板に行きそれを確かめる。自分は受かっていたが
ヒロの姿がなかった。ヒロは担任の元に行き、楽して大学に
行こうとしていた認識の甘い自分を反省する。そして先生に
親身になってくれたお礼を告げて出て行く。

五郎の元には刑事・新村武郎が訪れる。アリサを殺した犯人は
誰なのかを問いつめるが、全く見ず知らずの通り魔にやられた
と告げる五郎。

一方瞳は勤の家で彼の母・真紀子と仲良く会話する。彼が卒業
したらここを出てアパートでも借りるというと真紀子は顔を
強張らせる。しかしそれを理解したように言い聞かせる。
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ドラマでは全員が親や社会に対して不満を持つような展開が
用意される。

順平はカー子が未だにヒロの事を好きでいること、それを偽り
自分と付き合っていたことに不満が爆発する。

ヒロは推薦の不合格について、選考基準に満たなかっただけかと
思えばなんと自分の学校から取り消しを通達していた事に
衝撃を受ける。担任の行動に二面性が有ると思いこんで落胆
するわけだが事実関係を調査せずに突っ走るところが如何にも
若者らしい行動か。

五郎は職場に何時までも刑事が現れたり、職場の人から
背中の刺青を見られて白い目で見られることになる。真面目に
更生しようとしても過去がなかなか打ち消せない事に苛立つ。
しかしあの刑事のやり方にもかなりの問題が有るけどね。

勤は母親が瞳の事を階段から落としたことに失望する。
母は子供を縛り付けるためにあらゆる手を使ってくる。
瞳に対して手を差し伸べていたのも、いつかこうする為に
チャンスを伺っていたことなのか。

モカは自分が選んだ幸せの形だったが、それが無色透明のもの
で有ったことに気がつく。私は死ぬまで絵日記を書いていたい
とする彼女。好きな人の傍にいたいとする彼女はヒロの気持ち
を受け入れたという事なのだろうか。

デクが純粋に親を助けようと、銀行から金を引き出そうとした
事で事件が起こってしまう。悲しいかな。周りが事態を大きく
しようとして動いている事によってどんどん若者たちを追い
つめて行く様が悲しい結末を生むようでちょっと可愛そうだね。

戸川博人(ヒロ)…… いしだ壱成 (開叡高校3年生)
室岡 仁(デク)…… 香取慎吾 (知的障害)
坂詰五郎(ゴロ)…… 反町隆史 (暴力団の構成員)
神谷 勤(優等生)…… 河相我聞 (有名進学校に通う高校3年生)
田辺順平 (インポ)…… 北原雅樹 (ヒロのクラスメイトで野球部
所属)
新村萌香(モカ)…… 桜井幸子 (大学生)
安西加代子(カー子)…… 遠野凪子 (ヒロ、順平のクラスメイト)
田畑 瞳(ひとみ)…… 浜崎あゆみ (有名女学校に通う才女)

戸川辰巳 …… 谷原章介 (ヒロの兄で萌香の恋人)
アリサ …… 朝岡実嶺 (五郎の恋人でソープ嬢)
戸川芳史 …… 西岡徳馬 (ヒロ、辰巳の父)
新村武郎 …… 宇梶剛士 (萌香の兄で刑事)
見城雅宏 …… 小木茂光 (心臓外科医)
梅原幹雄 …… 寺田農 (テレビ局のディレクター)
サオリ …… 大寶智子 (萌香の友人)
神谷真紀子 …… 高林由紀子 (勤の母)
室岡邦博 …… 六平直政 (デクの父)
室岡貴子 …… 山本道子 (デクの母)
田辺 健 …… 阿南健治 (順平の父)
田畑洋造 …… 勝部演之 (瞳の父で国会議員)
田畑裕子 …… 田島令子 (瞳の母)
牛島洋平 …… 森本レオ (考古学教授)
小池唯一 …… 浅野和之
倉本ユリ …… 木内美穂 (辰巳の遊び相手)

水城蘭子、佐戸井けん太、山崎一、斉藤麻里、森山米次
鈴木茂、上野まさとし、問田憲輔、ジョアルダ・ハルン
坪谷優子、井口成人、麻野たか子、一宮里絵、宮本大誠
吉岡晋也、佐久間哲、金浜政武、伊藤和芳、玉川雅之、安川まり

いしだ壱成さんのblog
http://ameblo.jp/isseiishida/
北原雅樹さんのblog
http://masaki.nicepapa.com/
遠野凪子さんのblog
http://ameblo.jp/tohno-nagiko/

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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