続・星の金貨

脚本/山崎淳也

第6話 涙が枯れた最後の嘘 さよなら…愛する人

拓巳は絶望感から自殺を考えるが、間一髪川村が止めて
事なきを得る。
何一つ自分の手では出来ないことを悟り、自分など死んだ方が
良いという拓巳。秀一に思わず彩を自分に返して欲しい事を
語る。
一方矢上は秀一を敵視する理由を小泉に話し始める。
矢上の母親はかつて看護師をしており、そこで出会った永井
院長と付き合っていたのだという。しかし永井に縁談が持ち
上がると母親はボロ雑巾の様に捨てられたとの事だった。

なんだかドラマでは簡単に人のウソを信じる人たちばかりで、
そこに愛情による信頼関係は存在しないのかと問いたくなる。

矢上は秀一を病院から追い出すために、結城の母親にウソの
証言を行う。元々祥子が心臓が弱いことは分かっていた事実で
あり、出産が難しい事。それでも尚、秀一は病院の跡取りの
為に出産を強要したという。
これだけならば良いんだけど、小泉まで秀一を追い出そうとする
行動は、幾ら矢上と恋人関係に有ると言ってもかなり強引な
展開だった。今まで築き上げた信頼関係とか完全に無視ですか?

一方彩も今回大胆な行動に出る。
彩は拓巳の傍に居てあげようとして、秀一との関係を清算しよう
とする。大事な指輪を沢井に売り、管財人になってくれること
を頼んだ。更に自分は見えない愛情よりも目に見える幸福を
選ぶというように、金を要求してくる。
障害者の気持ちなんか分からないといわれると確かに辛いが、
明らかに不自然な彩の態度を本気で受け取る辺りは、ドラマ
らしい展開だと思う。

酒井法子 (倉本彩) 耳が聞こえず喋れない。秀一を愛する
大沢たかお (永井秀一) 彩にプロポーズ。しかし祥子との間に子。
竹野内豊 (永井拓巳) 次男。彩のお陰で立ち直った。
細川直美 (結城祥子) 秀一を愛するが心臓が弱く出産時亡くなる。
西村知美 (遠藤園子) 彩の親友。神崎と結婚
田中美奈子 (小泉美和) 医者
宝生舞 (沢井梨花) 患者。結婚を誓い合う恋人を亡くす
沢村一樹 (矢上俊明) 医者。
戸田菜穂 (川村景子) 看護婦。矢上が好き
北原雅樹 (新井義彦) 元患者
丘みつ子 (結城貴子) 祥子の母
西尾拓美 (神崎直人) 医者。園子と結婚
田島穂奈美 (牧野のぞみ) 患者
来栖あつこ (藤原敏江)
佐多恵里香 (中井加奈子)
山崎裕里 (谷村美樹)
加賀谷純一 (小宮肇) 沢井会長の代理人

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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