続・星の金貨 脚本／山崎淳也

第7話 君を抱きしめたままそっと僕は死にたい

彩と拓巳の新しい生活が始まる。
拓巳さえ諦め掛けているリハビリに精を出す彩。
そして彩は生活費を稼ぐために仕事探しに出掛ける。
その途中で子犬を拾うが、その犬が縁で動物病院の仕事が
見つかる。また夜にはかつての患者・新井の実家の焼き鳥屋
でアルバイトする事が決定する。
そんな彩の態度を見て川村は、偽善的態度だと抓る。
あなたには幸せになる気はないのかというが、彩は幸せには
色んな形があり、今でも幸せであると語る。

完全に矢上によって掌握されているドラマ。
一番の驚きは小泉さえ彼に操られている現実だ。
秀一の事を前院長から任されたというのに、そんなの無視して
秀一を陥れようとしているのは、秀一が前院長と血の繋がりが
無いことが関係しているのだろうか。

静かに暮らしている彩と拓巳の関係さえも壊そうとしているの
だからなんとも憎たらしい。
矢上の言い回し方は前にも書いたとおり、完全に昼ドラのノリ
を夜にまで持ち込んでいる。良いのか悪いのかは別にして、
そのキャラクターの造形は何処か安っぽい感じがしてくる。

拓巳は彩の誕生日を密かに祝おうとして計画しているが、
矢上に彩は未だに秀一と付き合っていることを言われて
困惑する。タイミング悪く新井からプレゼントをもらうもの
だから、また誤解のネタが増えるのね。
彩には何の罪もないのに、ひたすら不幸が降り掛かる様を
延々と描き続けている感じだ。

ウェディングドレスを眺める彩がなんともイジらしい。
沢井の態度や行動が都合が良すぎて何処か不自然だけど、
マネキンと彩を類似する関係に於いて、捨てられるというオチ
は何処か寂しい気がした。

酒井法子 (倉本彩) 耳が聞こえず喋れない。秀一を愛する
大沢たかお (永井秀一) 彩にプロポーズ。しかし祥子との間に子。
竹野内豊 (永井拓巳) 次男。彩のお陰で立ち直った。
細川直美 (結城祥子) 秀一を愛するが心臓が弱く出産時亡くなる。
西村知美 (遠藤園子) 彩の親友。神崎と結婚
田中美奈子 (小泉美和) 医者
宝生舞 (沢井梨花) 患者。結婚を誓い合う恋人を亡くす
沢村一樹 (矢上俊明) 医者。
戸田菜穂 (川村景子) 看護婦。矢上が好き
北原雅樹 (新井義彦) 元患者
丘みつ子 (結城貴子) 祥子の母
西尾拓美 (神崎直人) 医者。園子と結婚
田島穂奈美 (牧野のぞみ) 患者
来栖あつこ (藤原敏江)
佐多恵里香 (中井加奈子)
山崎裕里 (谷村美樹)
加賀谷純一 (小宮肇) 沢井会長の代理人

guest
広島実

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)