ナースのお仕事3
(フジテレビ2000年4月期ドラマ)

脚本・演出・プロデュース/両沢和幸 (1)
脚本/橋部敦子(3)、金子ありさ (2)
演出/岩本仁志、木村達昭、木下高男、平野眞、平井秀樹、林徹
プロデュース/大賀文子

第3話 まりあ!ママを許して…!

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ナースを辞めるとして飛び出してしまったまどかだが、いずみ
の説得により戻ることになる。いずみが欠勤扱いにしていた
為にすんなりと戻ることが出来た。同僚ナースから嫌みを言わ
れるも全く堪えた様子のないまどか。
一方翔子は託児所から連絡を受け、マリアが熱を出していると
いう。翔子がナースステーションから姿を外す間、そのしわ
寄せは同僚ナースたちに降り掛かり、不満を訴えるようになる。
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赤ちゃんに振り回される話だった。

翔子の仕事に賭ける思いは分からないでもないが、どちらかと
いうと翔子の視線の先には大島のことしか目になく、主任争い
に於ける自分の立場を死守したくて病院に留まっている印象
しか感じないのが残念。そんな事よりも子供のことが第一だろ
うと小一時間問いたくなる様な内容だった。

今回はやたらの赤ちゃんの存在がやかましい。
赤ちゃんの仕事は泣くことだとはいうものの、ドラマの中で
終始涙している姿を見ると確かに母親の苦労が分かるような
感じ。それを飛び越えてやたらとやかましさを感じた。

託児所の職員が休んでいるため、赤ちゃんの行き場がなくなる。
更に翔子が風邪を引いて熱を出したために、ますます赤ちゃん
の扱いに困るようになる。

翔子と沢田医師の夫婦間で赤ちゃんを巡る養育の違いが色濃く
表れている。
やはり沢田は赤ちゃんには親が終始掛かりっきりで育てて
欲しいと願っている一人。翔子は養育と仕事は両立できると
主張する立場だ。
沢田にしてみればそれなりの年齢で産んだ子供なので、赤ちゃ
んの存在が可愛くて仕方がないのかも知れないね。しかも母親
には家庭で子育てという観念を持ち合わせているのかも。

しかし妻のナースに賭ける思いというのを知っているために、
最後はサプライズ的行動を見せた。

相変わらず朝倉のドジっぷりは色んな所で見られた。
未だに注射・採血が出来ない看護師。恐いな。
ウトウトしている間に赤ちゃんにボタンを飲ませてしまうとい
う暴挙も、翔子は彼女を責めることはしなかった。まぁ強引に
任せていたしね。

メロンパンを巡っていずみと健太郎の間で不思議な縁があった
点はほのぼのとさせられたね。

朝倉いずみ …… 観月ありさ (ナース4年目)
尾崎翔子 …… 松下由樹 (主任)
根本雅子 …… 吉行和子 (婦長)
大島冴子 …… 伊藤かずえ (翔子が産休の間の主任)
赤木まどか …… 神田うの (新人ナース)
上原真弓 …… 国分佐智子
工藤幸子 …… ふせえり
松坂弘子 …… 高田聖子

沢田俊介 …… 長塚京三 (外科医)
浜野雄一 …… 石原良純 (外科医)
桂木京子 …… とよた真帆
水島龍太郎 …… 岡田浩暉
杉健太郎 …… 藤木直人 (研修医)

織田和夫(患者) …… 石井正則
毛利正(患者) …… 石塚義之
斉藤善平(患者) …… 螢雪次朗
伊達政治(患者) …… 大河内浩
明智大介(患者) …… 和田周
今川義之(患者) …… こねり翔
沢田まりあ …… 前田歩未夏

和田周、松井範雄、石栗陽志、赤間麻里子、西山知佐、上野潤
菅原あき、大澤桂子

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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