ナースのお仕事3
(フジテレビ2000年4月期ドラマ)

脚本・演出・プロデュース/両沢和幸 (1)(4)(9)
脚本/橋部敦子(3)(6)(7)、金子ありさ (2)(8)
演出/岩本仁志、木村達昭、木下高男、平野眞、平井秀樹、林徹
プロデュース/大賀文子

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/nurse3/

第9話 仲直りのキス?

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いずみと健太郎は朝から健太郎がいずみの歯ブラシを使ったと
して喧嘩。

一方病院では、いつものように検診のために病室を回るナース
たち。いずみと赤木は大部屋に当たり、心電図を取ろうとする
が器械が上手く作動しない。いずみが叩くことで一瞬動いた
かに思えたが、すぐにショートし壊れてしまう。

患者の一人・織田和夫は病室で熱心に保険セールスの勉強
をしていた。先日会社の上司がやってきて人事異動を告げられ
たという。更にノルマを課せられ20件の契約を取らねばクビに
さえなるという。

昼食の時、翔子の元にナースが集う。赤木がナースとして仕事
についてから三ヶ月の間全く進歩が見られないという。そろそ
ろ指導をちゃんとすべきだとしていずみの指導者としての能力
を疑問視する動きが露わになる。
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今回はいずみがナースとしての技能の無さに落ち込みつつも、
実際には患者の心の支えになれるナースの一人だという事を
証明する内容だった。

前回の大島の結婚話の時にも触れられた話ではあるのだが、
いずみは患者との信頼関係はどのナースよりも築き上げており
病気を治すだけがナースの仕事ではない事を描いた。

今回のメインは患者・織田和夫。
彼は胃潰瘍と腹膜炎を併発しており、手術が必要であること。
しかし手術をすれば仕事上のノルマを達することが出来ず、
クビになること必至という状況だ。

胃潰瘍如きで長期間入院しているという辺りの設定に無理が
有るかなという気がするし、胃潰瘍なのに何故かめまいを
起こして倒れてしまうという辺りがちょっと不自然。

外科の医師は手術を求めるが、事情を知るナースは患者の
望むべき治療をすべきだと発言。治療方針にナースが口を挟む
なと健太郎が発したのを機に、珍しくナースとドクターの激し
い喧嘩になった。

ただ婦長が最後に上手いまとめをしていた。
生活をするために病気を治すのであって、生活を失っては意味が
無いというのである。

結果的には内科的治療ではなく、手術による解決を見せるが
外科医達にもナースの存在の大きさを知らしめる展開だった
のではなかろうか。ただ浜野雄一には伝わっていないけどね。

朝倉いずみ …… 観月ありさ (ナース4年目)
尾崎翔子 …… 松下由樹 (主任)
根本雅子 …… 吉行和子 (婦長)
大島冴子 …… 伊藤かずえ (翔子が産休の間の主任)
赤木まどか …… 神田うの (新人ナース)
上原真弓 …… 国分佐智子
工藤幸子 …… ふせえり
松坂弘子 …… 高田聖子

沢田俊介 …… 長塚京三 (外科医)
浜野雄一 …… 石原良純 (外科医)
桂木京子 …… とよた真帆
水島龍太郎 …… 岡田浩暉
高杉健太郎 …… 藤木直人 (研修医)

織田和夫(患者) …… 石井正則
毛利正(患者) …… 石塚義之
斉藤善平(患者) …… 螢雪次朗
伊達政治(患者) …… 大河内浩
明智大介(患者) …… 和田周
今川義之(患者) …… こねり翔
沢田まりあ …… 前田歩未夏

石栗陽志、赤間麻里子、西山知佐

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