QUIZ (2000年4月期・TBS・金曜22時枠) 脚本：相内美生(1)(5)(8)(11)、関えり香(2)(6)(9)、飯野陽子(3)(4)(7)(10) 演出：今井夏木(1)(2)(5)(8)(11)、那須田淳(3)、難波一弘(4)(9)、福澤克雄(6)(10)、生野慈朗(7) プロデューサー：植田博樹、那須田淳 主題歌：「Toy Soldiers」 kirari http://www.tbs.co.jp/drama_archive/quiz2000/index-j.html

第1話 史上最悪の誘拐犯てだあれ
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テレビでも活躍している英会話講師の高野舞は、この日7歳に
なる息子・生の始業式の為に子供を送り出す。夫の啓は医者で
現在海外出張中。本日7時に帰国することになっていた。
そんな中、舞のパソコンにメールが届く。
"あなたにとって一番大切なものは何か? ヒントとして既に
無くなっている"という。舞は生の事が気になり、同級生の
ママ友、柴崎真理、菅井ツヤ子、石原綾に電話したり担任の
教師・中森あゆみに電話するが、既に子供達は帰宅している
ハズだという。
1時35分に二度目のメールが届くと、子供を預かったとし、
警察には決して知らせるなと書かれていた。警察に通報すれば
死が待っているという。舞は職場の宮部夏彦に相談すると、
警察に連絡すべきだという。日本では誘拐事件は成功した例は
無いという。

すぐに多摩東署に誘拐事件の一報が届く。
主任の白砂竜太に、被害者邸に潜入して貰い、警察課長の緒沢
在昌が指揮を執ることになる。

午後2時にはSITにも連絡が回ると、蓮見礼二はキャリアの
森村優作に桐子カヲルの退院の手続きをしたので、彼と共に
現場に行くよう指示する。決してカヲルの事を理解しようと
するなと告げる。
蓮見は精神病棟に居るカヲルを引き取りに行くが、そこの
責任者は、カヲルの検査は全てに於いて異常を示しており、
退院は許可できないという。しかし蓮見は、彼女は全て異常に
なるよう行動しただけで、彼女は他人の心を全て読み取って
しまうのだと告げる。アイツにとって唯一の楽園は、人の悪意
が無いこの場所だけなので、いつまでもこの施設に居られるよ
う、意図的に異常を示す検査データに導いたのだと語る。
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7歳の子供を誘拐する事件が発生する。
捜査の指揮を執るのは、SITの退院で人の心を読むことが出来る
桐子カヲル。所轄の刑事との合同捜査を率いる彼女は、犯人が
狡猾な人物であることを知り、先ずは人命を優先するような
捜査を行っていくが・・・

初回故に人物設定やら、犯人と捜査を指揮するカヲルのちょっ
とした能力を示す話だった。
設定からしてカヲルの性格は、もう少し社交性も協調性も無い
人物かと思ったけど、意外と人当たりもそれ程厳しいものが
なく、普通の捜査官って感じがする。
緒沢とのやりとりの中で、彼女がいきなり平手打ちする辺りは
相当今後の雰囲気を懸念するものが有ったんだけどね。

カヲルの盗聴・盗撮の存在を一瞬で見抜いた所や、被害者宅に
盗聴器が仕掛けられていないか、犯人との目に見えない攻防戦
が熱く描かれているけど、そんな攻防戦をどれだけ興味深く
描けるのか。

「ケイゾク」に登場するキャスティングの多さが特徴的だし、
エンディングやドラマ中の映像表現はまさに、「ケイゾク」
と似たような雰囲気がある。

またカヲル自身の心の闇だったり、それぞれの家庭が抱えて
いる家庭の事情。そしてママ友同士のちょっとした上下関係が
今後どのようにして一連の流れにとけ込んでいくのか。