QUIZ (2000年4月期・TBS・金曜22時枠) 脚本：相内美生(1)(5)(8)(11)、関えり香(2)(6)(9)、飯野陽子(3) (4)(7)(10) 演出：今井夏木(1)(2)(5)(8)(11)、那須田淳(3)、難波一弘(4)(9) 、福澤克雄(6)(10)、生野慈朗(7) プロデューサー：植田博樹、那須田淳 主題歌：「Toy Soldiers」 kirari http://www.tbs.co.jp/drama_archive/quiz2000/index-j.html

第7話 18年間の共犯者
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子供達を預かることになったあゆみ先生は、寝かしつけると
一人公園に行き、ブランコに揺られながらタバコを吸う。
あゆみが勤める学校には二代前の校長が教師にも変な規則を
作っていた為にそれが今でも守られていた。その規則とは、
教師は喫煙してはいけない事、そして10時以降の外出は教師で
も予め届け出が居るというもの。しかしその校長とは18年前に
あゆみを産んだ母親だった。

あゆみの存在を母親は無視していた。
二人の兄は優秀だったが、あゆみは母親が望む子ではなかった
為に保護者は叔母という事になっていた。父親も教育者で単身
赴任していた為に、母は男と不倫していた。しかもあゆみが
居る目の前で男性と抱き合う姿が有ったのである。

ブランコに居るあゆみに二人の男が声を掛ける。一緒に車で
海に行かないかと言われると、あゆみはあっさりと男達に
付いていき、体の関係を繋ぐ。これは母と同じ事をしている
だけだと。
あゆみの行動を少し離れたところから桐子と白砂は監視して
いた。

桐子と白砂に緒沢から電話が鳴り、もうすぐ証拠品の鑑識結果
が出るので捜査会議を行うという。しかし桐子は、証拠が出た
ら知らせなさいとだけ言って会議には出ようとしなかった。

一方男と寝ていたあゆみは、8歳の頃、今夜と同じ様な日に
母親を殺害したと呟く。しかし男達はジョークだと思い相手
にしなかった。

あゆみは帰宅すると子供達が心配し、人数が増えていた。
あゆみが便乗犯によって襲われた事を知り、心配しみんなで
守るというのである。

捜査本部では証拠の鑑識結果が出るが全く新しい証拠は出なか
った。しかし便乗犯は宮部ではないかと疑う。過去に50件以上
の訴訟を起こされている人物だったのである。

啓は徹夜で宮部の事を調べ、舞に宮部によって被害にあった人
が運営するホームページを見せる。

桐子は宮部の元に行くと、銃で脅す。舞は真剣に参っている
のだとし、痛みくらい感じろと告げる。欲望のために他人を
踏みつぶす悪魔だとするが、白砂はそれでも桐子の捜査のやり
方は間違えているとし、謝罪すべきだという。しかし桐子も
信念を曲げず、白砂は一緒に捜査するのを辞め、捜査本部に
戻る。
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誘拐犯から第二の便乗犯を殺すとするメールが届く。
果たして第二の便乗犯とは誰なのか。

白砂と桐子が二手に分かれてしまったけど、互いの捜査法に
よって同一の人物に繋がっていくというのは見事な段取りだ
った。

白砂は第一の便乗犯の現場に残されていたものから、リボンの
長さを調べ10m=1000cmという事から"先生の家"だと割り出して
いく。
一方桐子は、石原が由利恭平という人物名義で、不動産を
購入しようとしている事を知り、関係者全てに由利の名前で
逢いたいとする手紙を送る。

あゆみの壮絶な過去が明らかになった。
ブラックな一面が描かれ、過去にも母親を死に至らしめたで
あろう事が判明する。しかし18年前に産んだとしたけど、
あゆみ先生って18歳なのか?そんな若い人が教師をやっていると
いうのも不自然な気がするが・・

子供達がまた一人とあゆみ先生の家に集まってくるけど、
他の保護者はこんな状況でもよく外泊したりするのを許して
いるな。

第二の便乗犯はあゆみだった。
最後は二人の犯人があゆみと桐子を襲ったけど、一人は
温水洋一さんみたいだったな。誘拐犯実況サイトが再び稼働
しているのを知らせたのもこの人だったし、警察関係者が
関わっているであろう事を考えれば、それも有りなのか。