白い影 (2001)
Love and Life in the White

脚本/龍居由佳里

http://www.tbs.co.jp/drama_archive/shiroikage/index-j.html


第1話 誰も愛さない医者


--------------------------------------------------------
倫子は新潟から上京してきた母・清美を駅まで出迎える。
清美は倫子と東京で一緒に暮らす事を決めて上京してきた。
倫子は駅で幼馴染みの次郎を見た気がした。

倫子は新しい職場へ初出勤する。
新しい病院の院長・行田祐太郎に挨拶する倫子。
母親も30年間看護師として働いていた過去がある事を告げると
今度手伝ってもらいたいと祐太郎から告げられる。彼から
今度の病院では男性問題は御法度だと釘を指される。前の病院
で倫子は、幼馴染みの次郎が病院院長の息子を殴り退職に追い
やられたのである。院長の娘の三樹子もその時病院にやってく
る。彼女はモデルとして雑誌を賑わせている人物。普段は
父の手伝いで病院の経理を行う。

ナースセンターでも倫子はみんなに紹介される。
当直の医師が直江であることを知り、彼にも挨拶に行かねば
ならないとするが、同じ看護師仲間の高木亜紀子から、彼には
挨拶しなくても良いと告げられる。そんな折り急患の受け入れ
要請の電話が鳴る。すぐに当番医の直江を呼ばねばならないが
亜紀子によると今は病院には居ないという。メモに書かれた
場所にいるのですぐに呼び出して欲しいと告げられ、電話を
かける。彼は昼間からお酒を飲んでいた。7分で来るという
直江。

運ばれてきた急患とは、偶然にも次郎だった。
額を切り出血が酷い。やってきた直江は患者が我が儘に暴れて
いる姿を見て、大人しくするまでトイレの個室に閉じこめて
おけと命令する。倫子は心配になり次郎の様子を見に一人で
トイレを覗きにいく。トイレから戻ってくると直江に知り合い
なのか尋ねられる。幼馴染みだと答えると、他の患者に迷惑を
かけない様気をつけておくよう命じられる。
直江とはどんな医者なのか亜紀子に尋ねる。彼は大学病院から
の誘いを蹴ってまでここに来たという。女性関係でも色々と
有りそうな感じだという事だが・・・
--------------------------------------------------------

1973年に放送されたドラマのリメイク作品。

優秀な医師だが無愛想で謎めいたところを持つ外科医・直江と
看護師としての使命感に燃える志村倫子の物語。

初回故にそれ程多くのものを感じた訳ではないが、とにかく
直江医師の人物像がどんなものなのかが注目の的だった。

勤務中に病院を抜け出し酒を飲む事。そして金の無い患者に
対しては慈善事業ではないので治療を拒むという姿勢を見せら
れ結構な悪徳さ加減も見られる。

院長と直江の関係だったり、製薬会社の二関小夜子との関係が
一体何なのかが気になるところ。

志村倫子は病院に来てまだ一日・二日の存在だが、早くも喫茶店
で直江の悪いところを指摘した。病院さえ放置している状態の
彼の生活態度やら医師としての姿勢を正せるかどうか見物だ。
キミには迷惑を掛けていないし、後悔するくらいならば辞めれば
良いとバッサリと切り捨てていく直江の乾いたところも実に興味
深いところだ。

直江は重い病気なのか。
時々レントゲンを眺める場面だったり、薬を投与して居るであ
ろう形跡が見られる。彼の乾いたところはそんな病気の現実
から訪れるところなのだろうか。

まだ正直恋に発展するような展開ではないが、いきなり直江から
キスする場面があった。当然倫子は殴るが、キスから始まる恋
というのはドラマでは結構ありがちなパターンなので、この
ドラマでも結ばれていくのかな。

2001年のドラマだが、多少のファッションや髪型の流行の違い
は見られるが、意外と違和感なく見られるところが凄い。
この頃の竹内結子は無敵なくらい可愛かったな。

直江庸介 - 中居正広
志村倫子 - 竹内結子
小橋俊之 - 上川隆也
行田三樹子 - 原沙知絵
二関小夜子 - 菊川怜
高木亜紀子 - 小西真奈美
志村清美 - 市毛良枝
岩崎ミツ - 白川和子
石倉由蔵 - いかりや長介
七瀬隆弘 - 山本學
戸田次郎 - 吉沢悠
宇佐美繭子 - 吉本多香美
大場広之 - 大高洋夫
関口鶴代 - 伊佐山ひろ子
行田祐太郎 - 津川雅彦

佐々木 - 斉藤暁
鈴江 - 菅原大吉

山口あゆみ、小林美江、榊ゆりこ、小山雄三、水野敬也
田子裕史、田中啓三、岸健太朗、古川照之、脇知広

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system