水曜日の情事
a wednesday love affair
(2001年度 10月期・水曜9時枠)

原作・脚本/野沢尚
プロデュース/永山耕三、喜多麗子、平賀公泰
演出/永山耕三、西浦正記、成田岳

http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/jyouji/index_frame.html


第1話 生涯妻を愛する男

--------------------------------------------------------
結婚して三年目の詠一郎とあいは仕事柄生活のリズムは全く
違うが仲の良い夫婦だった。この日も朝、妻からのメモを見な
がら朝食を取る。
出社した詠一郎は編集会議の席で、先日第13回ハードボイルド
小説新人賞を受賞した作家・前園耕作に目を付け、彼を引き
抜いて恋愛小説を書かせて才能を開花させようと告げる。
既に彼は他社に取り込まれているために引き抜きは難しいと
するが、詠一郎は彼が行くところは分かるとして直談判すると
いう。

一方あいは仲間のインテリアデザイナーの沖野晶午と食事を
とりながら夫婦生活について話をする。過去に一度あいは夫の
反応を探るために会社の若い子・田畑ミチルを夫にぶつけた
事があったという。携帯の番号を聞いてくるミチルに対して
詠一郎は説教を始めたという。もてないハズはない夫だが、
その行動を見て生涯妻を愛する男の称号を与えたと告げる。

そんな時、あいの携帯に電話が鳴る。
小学校から高校まで一緒だった操の夫が亡くなったというもの。
二人は翌日告別式に出席すると、詠一郎は喪服姿の操に目を
奪われる。彼女もコチラに気がつき、目と目が合う中、何かを
口ずさむのだった。
--------------------------------------------------------

愛妻家の旦那さん。若い女性をあてがうも誘惑されるどころか
説教を始める始末。果たして浮気しない聖人君子の様な男性は
存在するのか。

操と詠一郎が互いに興味を持つという様子はきっちり描かれて
いる。かつては小説家を目指し現在は文芸編集者というだけ有
って、洞察力が鋭く、人間関係に於いても知り尽くしている様
な役柄の詠一郎。

操の事を興味深く追っているが、逆に彼女からは透視している
でしょうと告げられ、逆に心を読まれているような言葉を投げ
かけられる。当面のイニシアチブは女性にありそうな感じだ。

しかし鹿児島の実家に帰っていた操が、直接詠一郎の会社に
来たときは驚いただろうね。喫茶店にいくも普通ならば妻の
親友といえどもそんなに話題が有るとは思えないし。

詠一郎がどんな人物なのか、まだよく分かるものが少ないので
なんとも言えないけれど、前園耕作を使って自分の女性関係や
浮気のことを書かせるのだろうか?

色んな思わせぶりの登場人物が多く、あいは沖野晶午と何か
有りそうな気もするし、あいの弟の役目は一体何なんだとか、
文壇バー「ソル」では何が有るのだろうかとか、色々と期待は
膨らむかな。

佐倉詠一郎(35):本木雅弘 (文洋書店・編集者)
佐倉あい(33):天海祐希 (詠一郎の妻、インテリアデザイナー)
前園耕作(29):原田泰造 (小説家)
岡島明洋(31):谷原章介 (あいの弟)
浜崎由香子(22):伊東美咲 (文壇バー「ソル」。昼間はOL)
小暮志麻子(33):木村多江 (文壇バー「ソル」)
大森年宏(46):田山涼成 (詠一郎の上司)
都山ハコ:金子さやか (明洋の彼女)
平松瑛子:蓼沼千晶
田畑ミチル:真鍋かをり (あいの会社)
溝口美紀子:林真奈美 (興三郎の妻)
倉木景子:永松恵子
溝口興三郎(55):田村亮 (小説家)
沖野晶午(32):北村一輝 (インテリアデザイナー)
天地 操(33):石田ひかり (あいの親友)

砂川恵介:水橋研二
永井佳代子:鶴田倫美

春海四方、渡辺寛二、筒井巧、三井善忠、阿部六郎、小原健一郎

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system