水曜日の情事
a wednesday love affair
(2001年度 10月期・水曜9時枠)

原作・脚本/野沢尚
プロデュース/永山耕三、喜多麗子、平賀公泰
演出/永山耕三、西浦正記、成田岳

http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/jyouji/index_frame.html


第3話 恐るべき妻の正体

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操の家に朝食を取るため通う詠一郎。先日あいから操に気を
つけるよう言われたことを告げる。私は本能に赴くままに生き
ているだけで、あいを傷つけるつもりはないという。
詠一郎は2人の関係を見てこの親友関係はおかしい事を指摘
する。
操から来週の水曜日に家に来ないかと詠一郎を誘う。あいは
軽井沢に出張すると夫も知らない情報を掴んでいた。私は
その日夫の納骨に行くことになっているからアリバイは完璧
だという。そんな言葉に詠一郎の理性は風前の灯火になって
いた。

そんなやりとりをした後、操の家を出たときにあいの弟・明洋
とバッタリと出会う。何故姉の親友の家から義兄が出てくる
のかを問われ、操は説明責任も果たさずに家の中に舞い戻る。
詠一郎は操の夫が亡くなり元気告げなければならないとか
衛星放送の調整のために見に来ただけとか言い訳を並べ立てる。
明洋は姉と和解したいので仲を取り持って欲しいと頼まれる。
そして週末お金を返すために佐倉家を訪れることを告げる。
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ドラマとしてはなかなかミステリアスで特に女性の中にどんな
意図が隠されているのかとか、どんな性格をしているのか分かる
ものが無くて不気味な感じ。

男性同士、詠一郎と明洋は女性関係に於いては結託したりする
わけだが、女性陣は当然一人の人物を巡って奪い合うのだ
から親友関係などとはほど遠いものがある。

最初に嘘を付いたのは妻・あいだった。
弟が操に妊娠させて無責任に逃げてしまった事はあいの嘘だった
様子。操の説明だけでは嘘かどうかは分からなかったが、明洋
が怪訝な表情を見せていた所でほぼ間違いないね。

では操が語るあいの高校時代の人物像は何処まで本当のことなの
か。

正直操が二階に上り涙している辺りで、恐ろしい計算の下での
行動だなと思う訳だが、やっぱり詠一郎を使って操は復讐しよう
としているのかな。

冒頭では怪しげな登場をしていた明洋の人物像は少しずつ接する
ウチに誤解だと分かるが、女性陣の腹黒さと言ったら恐い以外の
何者でもない。

しかしまたタイミング良く溝口興三郎がテレビに出たね。
機転の利く詠一郎ならば簡単に言い訳は作りそうな気がするけど
この辺りのシグナルが浮気の第一歩としてあいに伝わるのか
どうか。

佐倉詠一郎(35):本木雅弘 (文洋書店・編集者)
佐倉あい(33):天海祐希 (詠一郎の妻、インテリアデザイナー)
前園耕作(29):原田泰造 (小説家)
岡島明洋(31):谷原章介 (あいの弟)
浜崎由香子(22):伊東美咲 (文壇バー「ソル」。昼間はOL)
小暮志麻子(33):木村多江 (文壇バー「ソル」)
大森年宏(46):田山涼成 (詠一郎の上司)
都山ハコ:金子さやか (明洋の彼女)
平松瑛子:蓼沼千晶
溝口美紀子:林真奈美 (興三郎の妻)
倉木景子:永松恵子
溝口興三郎(55):田村亮 (小説家)
沖野晶午(32):北村一輝 (インテリアデザイナー)
天地 操(33):石田ひかり (あいの親友)

永井佳代子:鶴田倫美
砂川恵介 : 水橋研二

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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