水曜日の情事
a wednesday love affair
(2001年度 10月期・水曜9時枠)

原作・脚本/野沢尚
プロデュース/永山耕三、喜多麗子、平賀公泰
演出/永山耕三、西浦正記、成田岳

http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/jyouji/index_frame.html


第5話 妻と愛人の記念日

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詠一郎は操と美術館に行き文化的デートを楽しむ。その後は
男女のお決まりのコースでホテルへいく。詠一郎は操から私の
何処が好きかと尋ねられるが、"体"だと語る。明洋に二人の
関係を聞かれて話してしまった事を詠一郎は問うが深くは
問いつめることはしなかった。操は誕生日と結婚記念日が同じ
日だと知りつつも詠一郎に一緒にいて私だけのためにバースデ
ィソングを歌って欲しいと頼む。歌わなければ遺書に貴方の
名前を書くとして不敵な笑みを零す彼女だった。
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愛人としての役割とかそういうのを無視して、彼に口だけの
愛情ではなく態度で示せと迫ってくる。果たしてダブルブッキ
ング状態の記念日をどうやり過ごすのか。

あいはやっぱり気づいていたんだね。
赤坂の高級中華を食べているとき、夫・詠一郎の元にどんな言い
訳の為の電話が鳴るのか。正直どんな理由であれ電話が鳴った
時点でアウトだと思う。身近な人ならば気を使って鳴らさない
だろうし。
ただあいに取っては操でなければ有る程度許しそうな感じもする
な。そういう意味であいが真っ先に向かったのは操の元なのか
もしれない。

笑えたのは耕作の棒読みの電話。
こういう時くらい、飲みに行かず自宅に居れば良いのにね。

さて今回操が詠一郎を好きな理由が語られた。
葬式の時に操は詠一郎に対してこの人ならば分かってくれる・・
救ってもらったとしているが、その理由の具体的内容はなんだか
曖昧で誤魔化された感じ。

それと同時に操の中の猟奇的一面が垣間見られたことで、常人
ならば恐れて撤退しそうなものだが、そういうのが余計に
燃えるのか。
家庭内過労死疑惑が浮上したが、てっきり操夫婦は旦那とは
疎遠な関係にあるのかと思っていた。何処まで本当の事なのか。

あいの行動に無理が無くてとても面白い。
最後にあいの行動さえも見抜いた詠一郎の計画には感服させら
れるが、これだけの精力を妻に向けて欲しい所だね。

正直詠一郎に感情移入できるところが皆無かな。

佐倉詠一郎(35):本木雅弘 (文洋書店・編集者)
佐倉あい(33):天海祐希 (詠一郎の妻、インテリアデザイナー)
前園耕作(29):原田泰造 (小説家)
岡島明洋(31):谷原章介 (あいの弟)
浜崎由香子(22):伊東美咲 (文壇バー「ソル」。昼間はOL)
小暮志麻子(33):木村多江 (文壇バー「ソル」)
大森年宏(46):田山涼成 (詠一郎の上司)
都山ハコ:金子さやか (明洋の彼女)
平松瑛子:蓼沼千晶
溝口美紀子:林真奈美 (興三郎の妻)
倉木景子:永松恵子
溝口興三郎(55):田村亮 (小説家)
沖野晶午(32):北村一輝 (インテリアデザイナー)
天地 操(33):石田ひかり (あいの親友)

永井佳代子:鶴田倫美 (あいの会社の従業員)
砂川恵介 : 水橋研二

渡辺寛二、大森ヒロシ、筒井巧、道又隆成

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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