水曜日の情事
a wednesday love affair
(2001年度 10月期・水曜9時枠)

原作・脚本/野沢尚
プロデュース/永山耕三、喜多麗子、平賀公泰
演出/永山耕三、西浦正記、成田岳

http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/jyouji/index_frame.html


第11話 結婚式の悲恋

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詠一郎とあいが一緒にいてキスする事を見守った操は突然
笑顔で二人の間に割って入り、詠一郎に語りかける。
帰りが遅いから探したという。操はあいや詠一郎の言い訳や
投げかける言葉は一切耳にせず、一方的に詠一郎に向かって
話しかける。ご飯を食べて眠ればまた元通りになるという。
一年を掛けて二人で作った家に戻ろうとの言葉に何も言えず
ただ帰るばかりの詠一郎。
すると食卓を囲み操から、突然結婚するよう告げられる。
結婚式にはあいや耕作も呼ぶという彼女。この争いを止める
ことが出来るのはオレしか居ないと詠一郎は思うのだった。
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いよいよ最終回。
果たして詠一郎は誰と結ばれるのか。

ドラマの面白かった点は、結婚式に便乗してみんながみんな
前向きになるために、この機会に相手への思いを断ち切った点。
あいと操だけでないところがポイント高い。

あいは結局操との連鎖を断ち切るために詠一郎との関係を望ま
なかった。
ただそれはそれで分からないでもないが、冒頭の展開より突然
結婚式へとなだれ込む唐突感は存在した。詠一郎の気持ちは
完全に操から切れてあいへとシフトしていると思っていただけに、
そんなに右から左へと決断できるものなのかという違和感がある。

しかしこれはあいの作戦勝ちなのか。
操の性格を見越しての誓いの儀式直前の待った攻撃ではないのか。

操もバージンロードでの付き添いによって駄目を押したという形
に見えず、こうなることを有る程度予期していたようにも感じる。
単に背中を押してくれる人を待っていたのではないか。

女の戦い。二人の女性が対等でいる為に最後までバランスを配慮
した素晴らしいシナリオだった。

しかしまさかあいと耕作が繋がるとは思わなかったな。
個人的には操は詠一郎とは別人と結婚するが、詠一郎の子供を
産んだ的な結末になるかと思っていた。

佐倉詠一郎(35):本木雅弘 (文洋書店・編集者)
佐倉あい(33):天海祐希 (詠一郎の妻、インテリアデザイナー)
前園耕作(29):原田泰造 (小説家)
岡島明洋(31):谷原章介 (あいの弟)
浜崎由香子(22):伊東美咲 (文壇バー「ソル」。昼間はOL)
小暮志麻子(33):木村多江 (文壇バー「ソル」)
大森年宏(46):田山涼成 (詠一郎の上司)
都山ハコ:金子さやか (明洋の彼女)
平松瑛子:蓼沼千晶
溝口美紀子:林真奈美 (興三郎の妻)
倉木景子:永松恵子
溝口興三郎(55):田村亮 (小説家)
沖野晶午(32):北村一輝 (インテリアデザイナー)
天地 操(33):石田ひかり (あいの親友)

永井佳代子:鶴田倫美 (あいの会社の従業員)
砂川恵介 : 水橋研二 (あいの会社の従業員)

中丸新将、加藤満、坂西良太、安井順平

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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