トリック 2
(2002年1月期・テレビ朝日金23時枠)


第2話 落ち武者の謎

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落ち武者の霊によって毎年不審な死を遂げるという1月11日の
日。水上荘に泊まっていた栗栖が襲われて死亡する。
亡くなる晩に彼女の携帯に子守唄の着信が流れたために、怯え
る彼女を寝ずの番をして守っていたが辛くも襲われてしまう。
警察に電話するとなるべく早く来るという。

水上荘に泊まっている客や従業員は集まり話し合いをする。
言葉は悪いが一人の犠牲者を出したのでこれでもう朝まで襲わ
れる事はないのではないかというが、その時、栗栖のアシスタ
ントをする藤野の携帯電話にも同様の電話が鳴ってしまう。
次郎はみんなが一塊になって彼女を落ち武者から守ろうと告げ
る。

夜が明ける一時間前、奈緒子は文化祭の前日みたいだとして
浮かれ気分。暇なのでカラオケでもするか?しりとりでもする
か?として話し合っている最中に、突然藤野は立ち上がり、
何かを指さして怖がる。苦しみだした彼女を落ち着かせるため
に水を飲ませると彼女は苦しみだして倒れてしまう。

朝、村の担当医が死因を調べる中、警察官の矢部と石原がやっ
てくる。担当医によると栗栖は心臓麻痺で亡くなり、藤野は
毒物によって死亡していることが分かる。藤野は何かを見て
怯えていたとして、何を怯えていたのか調べるも、分からない。
奈緒子は昨晩藤野が亡くなった部屋を見て何かが変わっている
と呟く。しかし誰も出入りできないハズなのに誰が殺害した
のか。

矢部は5年前の川島正一が死亡したとき、この村には観光開発の
話があったという。レジャーランド建設に際して6つの墓を
どかさないといけないことになり賛否両論があったとの事。

そんな中、番頭の平蔵の元に何者かから"余計なことはするな"
とメッセージが送られてくる。それ以来平蔵の姿がなくなり
一同で探すことになる。弓道場で頭を殴られ気絶しているとこ
ろを発見される。矢部は彼のポケットから脅迫状を見つける。
これは落ち武者の仕業ではなく現代の人間が書いたモノだと
告げ、犯人はこの中に居ることを語る。
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六つ墓村と政治絡み

政治家の亀岡がこの地方を訪れているのは、レジャーランド
建設の計画が有ったからとか。地元の建設業者からのワイロ
が絡んでいる話だが、そこから関係のない栗栖たちが狙われた
理由に関連はあるのか?

平蔵にも秘密があった。

ドラマの中では一番怪しさを放っている番頭の平蔵。
彼はかつて村を二分するほどの土地を持っていたそうだが先代の
父親が事業に手を出し失敗し、全てを失った。
そこで流れ着いた田島松吉によって雇われた。彼の娘・美佐子と
恋仲に落ちるが彼女には婚約の話が浮かび上がり、断れないと
見るや平蔵と駆け落ちしようとする。しかし平蔵には逢う勇気は
なく、待ち合わせの場所には行かなかったようだ。

落ち武者の絵

落ち武者の絵の中から人が出てきて襲っていくとか、落ち武者の
絵には毎年決まった日に血の涙を出すとか色んな謎が存在する。
しかしいざ調べてみると、影武者の絵はトリックになっていたし、
血の涙の件も太陽の光がガラスに反射し、絵の裏の赤い蝋を
解かして流れ出たものだと判明する。

背中わらしの謎

この辺はガスが発生する為にそれを吸った人が意識朦朧として
身体が重くなるらしい。あの辺には色んな人が居たけど、藤野
だけが苦しんだ理由は何なのだろうか。

絵に描かれた洞窟には何が・・

奈緒子達は財宝があると踏んで平蔵を帰らせようとしていた。
何か遺体が見つかりそうな感じだけど。

次郎がトリックを次々解明

科学的な視点で上手く解決に誘導していたな。
こういうシーンが入るとドラマが締まる。


山田奈緒子 …… 仲間由紀恵 (自称売れっ子奇術師)
(少女時代:塚本璃子)
上田次郎 …… 阿部寛 (日本科学技術大学の助教授)
矢部謙三 …… 生瀬勝久 (公安部所属の警部補)
山田里見 …… 野際陽子 (奈緒子の母。書道家)

平山平蔵 …… 渡辺いっけい (水上荘の番頭)
田島松吉 …… 石井愃一 (水上荘の当主)
亀岡善三 …… 徳井優 (県会議員)
鶴山 …… 長江英和 (亀岡善三の秘書)
栗栖禎子 …… 犬山犬子 (売れっ子女流推理小説家)
藤野景子 …… 堀つかさ (栗栖禎子のアシスタント)
松乃上孝雲 …… 和田勉 (和田弁天の住職)
梅竹 …… あき竹城 (言い伝えを守る老婆)

石原達也 …… 前原一輝
後藤医師 …… 白木みのる

江藤漢、氏家恵、俵木藤汰、岩本将治、小口美澪


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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