トリック2
(2002年1月期・テレビ朝日金23時枠)


第10話 最終章 妖術使いの森
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奈緒子のアパートに次郎がやってくる。
次郎は突然重力を断ち切る板が有ると告げ、ここにその力の
有る一枚の板を持ってきたという。しかしあっさりと奈緒子に
トリックを見抜かれる。

次郎が来たのは、来さ村の橋本孝夫という人物が尋ねてきたと
いう。現在この村に高速道路の建設予定が入っているが、村に
有る白木の森には曰くが有り、一度森に入ったモノは二度と
出られないのだという。昔村の宝である村の宝の壺"つぼ八"を
奪った妖術使いを森に追いやり殺害するが妖術使いは生き返り、
それ以来この森に住み着いているのだとか。
不思議な技の記録も残されていて、"重力を断ち切る板"、"心
を読む岩"、"死人を生き返らせる棺桶"が有るという。
次郎は一緒に行くことを告げるが、奈緒子はそれを断る。
しかし奈緒子は絵巻物に書かれている妖術使いの姿が、昔彼女
の前に現れたものと似ていることを知って、一緒に行くこと
になる。

村に着くとちょうど橋本が、白木の森の第四次調査隊を編成
していた。探検隊のアラン井上と助手の荒木とカバキ。
民俗学者の柳田黒夫、やる気建設の日向栄一、ルポライターの
小松純子だった。
次郎達も捜索隊に合流し、いざ森の中へと入ろうとすると、
村長らが来てそれを止めようとする。しかし橋本は今回は大丈
夫だと告げると、どうせ入るのならば妖術使いを捕まえて来い
と送り出す。

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今回は居酒屋シリーズか?

名前の付け方は全て居酒屋にちなんだもの。
舞台となる来さ村も、現在日本に240店舗を構える"村さ来"の
もじったものだ。

白木の森の妖術使いと、黒門島の関連は有るのか?

今回はいよいよ奈緒子と里見に関係する黒門島の話が関わって
来る様子。幼いときに奈緒子は黒門島の妖術使いらしき姿を
見ている訳で、再会する事になる。
幼いときの奈緒子を演じているのが塚本璃子、現在の成海璃子
だという所も興味深い。

白木の森で起こる顛末

殆どが胡散臭くて、妖術使いが操っているとは思えないもの
ばかり。
重力を断ち切る板の謎と言うよりも、どうやってあの岩が動い
たのか。
心を読む岩とか死人を生き返らせる棺桶については言及する
のも嫌になるほど安っぽい演出(笑)

村に纏わる壷"つぼ八"

ありがちな話だけど、壷を見つけた者達がその処理を巡って
仲間割れしたこと。前回の調査をしたのは、岸本、日向、橋本
の三人だったという。日向と岸本の間で因縁が有るようだけど
何故殺したはずの岸本が生きているのか。

髪の毛が伸びる樹液

そんな樹液を発するこの森は居るだけで毛が伸びるらしい。
毛と言えば矢部。彼の毛は生え伸びるのか?
正直、ドラマとしてはかなり邪道ネタ。見方によってはかなり
安っぽいネタである。


山田奈緒子 …… 仲間由紀恵 (自称売れっ子奇術師)
(少女時代:塚本璃子)
上田次郎 …… 阿部寛 (日本科学技術大学の助教授)
矢部謙三 …… 生瀬勝久 (公安部所属の警部補)
山田里見 …… 野際陽子 (奈緒子の母。書道家)
池田ハル …… 大島蓉子 ("池田荘"管理人)
ジャーミー …… アベディン・モハメッド (ハルの夫)

照喜名保 …… 瀬戸陽一朗 (屋台の沖縄そば屋)
石原達也 …… 前原一輝 (矢部の後輩刑事)

柳田黒夫 …… 寺田農 (民俗学者)
小松純子 …… 石野真子 (ルポライター)
大橋大三郎 …… 八名信夫 (来さ村村長)
橋本孝夫 …… 市川勇 (来さ村役場の建設部長)
橋本マリア …… ルビー・モレノ (妻)
アラン井上 …… 手塚とおる (探検家、本名は井上権三)
日向栄一 …… 佐藤二朗 (建設会社「やる気建設」の社員)
石橋 …… 中越典子 (来さ村役場の職員)
妖術使い …… 椎名桔平 (黒門島に伝わる妖術使い)

皆川猿時、田中大輔、与古田康夫、渡辺慎一郎、三浦麻衣子
神雅喜、栗原一


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