相棒
(2003年度10月期・2004年度1月期TBS)

プロデューサー - 松本基弘、香月純一・須藤泰司・西平敦郎
脚本 - 輿水泰弘(1)(2)、櫻井武晴(3)、砂本量、深沢正樹
坂田義和

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_02/


第3話 殺人晩餐会

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オーベルジュ・ド・コーズカ。
ここはエイワールが発行するグルメガイドで日本唯一の三ツ星
フレンチレストラン。一日に二組しか予約を受け付けないだけ
有って予約するには半年かかる。
奥寺美和子がそのレストランを予約し、今回亀山薫、杉下右京
宮部たまきを連れて食べに来る。薫にはその良さがイマイチ
実感できない様子だが、その他のメンバーは美味しい料理を
味わう。
もう一組の予約客もやってくる。
生け花・黛流の藤間ゆり子、滝沢恵美、榎並昭夫そして建設
会社に勤める大曲幸吉。
隣で見ていた右京達は、大曲幸吉だけ少し場違いな感じがする。

そんな中外は大雨。地元の警察から土砂崩れが起こり、一本し
か無い道が閉鎖された状態だと連絡を受ける。明日までこの
レストランに泊まることになる。

食事を堪能している頃、席を立った大曲幸吉がワイン倉庫で
心臓を凶器で一突きされて亡くなる。右京らは悲鳴に気がつき
すぐに現場を訪れる。外部から入った形跡もなく、外へ出て
行った跡もない。犯人ははこの中にいるとして、犯人を捜す
事になる。
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ドラマとしては黛流師範の家元争いに巻き込まれたと見せかけ
て容疑は別の所に有るという内容だった。

右京らの洞察力の鋭さと記憶力の高さが事件解決に役立つ。
何せ自分たちが料理しながら会話を楽しんでいるのに、隣の
席の会話やら行動を逐一覚えているところが凄い。

誰もが知らない大曲幸吉の秘密という事で興味深い内容だが、
流石に渡辺哲さんをインスペクターにするのは無理が有る気が
する話だった。英語を話す哲さんなんて見たくないし、フラン
ス料理に精通する哲さんも想像するのが難しい事もあり、オチ
としてサプライズ感の有る話だった。

厨房に凶器が有るとした時、すぐに冷凍されたものが凶器だな
と思ったが、まさか料理したものを薫が食しているというオチ
にはゾッとする思いがした。洗い流したとはいえ、人の血が
付着して殺人に使われたものを食べているわけだからね。

ちょっとドラマでは大曲幸吉の事をインスペクターだと発覚
する辺りの流れには強引さが合ったと思う。
とはいえこの店を予約したのが幸吉だったことや、グラスバニ
ーユがバニラアイスだった事を知っていたという辺りから
見いだした点は鋭い。しかし糖尿病になってしまうインスペク
ターの仕事の難儀な一面を見た気がする。


杉下右京 - 水谷豊
亀山薫 - 寺脇康文 (警視庁の運転免許試験場)
奥寺美和子 - 鈴木砂羽 (帝都新聞社会部記者)
武藤 かおり - 松下由樹 (弁護士)

宮部たまき - 高樹沙耶 (小料理屋"花の里"。元右京の妻)

大曲幸吉 - 渡辺哲 (インスペクター(料理鑑定))
庚塚英明 - 大高洋夫 (シェフ)
藤間ゆり子 - 山口美也子 (生け花・黛流師範)
滝沢恵美 - 西尾まり (黛流師範)
榎並昭夫 - 二瓶鮫一 (黛流事務長)
沼功 - 西田健 (ギャルソン)

伊丹憲一 - 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦 信輔 - 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢 守 - 六角精児 (鑑識課)
角田 六郎 - 山西惇 (組織犯罪対策部)
内村 完爾 - 片桐竜次 (警視長)
中園照生 - 小野了 (警視正)
大河内 春樹 - 神保悟志 (主任監察官)
小野田 公顕 - 岸部一徳 (警察庁/警視監)
監察官 - 並樹史朗
斉藤刑務官 - 黒沼弘己

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