相棒
(2003年度10月期・2004年度1月期TBS)

プロデューサー - 松本基弘、香月純一・須藤泰司・西平敦郎
脚本 - 輿水泰弘(1)(2)(10)(11)(13)(18)(21)
櫻井武晴(3)(7)(8)(15)(16)、砂本量(4)(5)(6)(9)(14)(17)
深沢正樹(12)(20)、坂田義和(19)

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_02/


第10話 殺意あり

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お前の尻ぬぐいなどごめんだ。父・征十郎は息子・周作に借金
返済の為に500万円を貸して欲しい事を頼まれるがきっぱりと
断る。お前には遺産を一円たりとも残さないと告げる。
そんな征十郎は周作の執刀によって手術を行うが動脈を傷つけ
手術中に死なせてしまう。

その噂で警視庁の特命係も持ちきりだった。
軍人将棋をする薫と角田はその話題で盛り上がる。
遺族は訴えないのか?身内が手術したので無理だろうという。
その噂を聞きつけ、美和子は取材のために病院に行くが、受付
で断られてしまう。取りあえず名刺を置いていく。

小料理屋"花の里"で食事を取る中、勤務医の小林という男性
から美和子に電話が鳴る。これは医療事故だという。
早速話しを聞きに美和子は右京と薫を連れて行くことになる。
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手術中の医療事故が明らかなものだが、証拠は当日手術に関わ
った医師の証言のみ。果たしてそれを暴くことは出来るのか。

ドラマとしては明らかに院長の青木周作が医療ミスを犯してい
る現状が描かれ、それは遺産を狙う意図的な犯行なのかという
内容だった。

展開としてはバレバレの内容なので、一体どんな興味が詰まって
いるのかと思っていたが、展開が進むに従い、密告した医師
小林亘の疑問点が浮かび上がってくる。

展開として上手かったのは、手術に於いて薬を盛られたのが
果たして執刀医の小林なのかという点。

青木が犯人だとしたならば、コーヒーに薬を入れるために
事務員の岡本恭子と結託していなければならない。

ドラマとして説得力を得るために用意したのは、小林医師が
誰からも認められる程に優秀な医師だったという点だ。

そんな医師が犯した僅かなミス。
精密検査を受けなかった事。そして手術の前にコーヒーを口に
したという事実だった。

最後は自供頼みの内容だったが、この辺も真面目な医師である
事が上手いこと引用された展開だった。

杉下右京 - 水谷豊
亀山薫 - 寺脇康文 (警視庁の運転免許試験場)
奥寺美和子 - 鈴木砂羽 (帝都新聞社会部記者)
武藤 かおり - 松下由樹 (弁護士)
宮部たまき - 高樹沙耶 (小料理屋"花の里"。元右京の妻)

松金彰子 - 田島令子 (博物館館長)
小田島和也 - 入江雅人 (失業中の父親)
小田島雅彦 - 須賀健太 (妻の連れ子)
田淵俊夫 - 岡崎二朗 (古銭商)
倉野善次郎 - 大木史朗 (古銭コレクター・被害者)

伊丹憲一 - 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦 信輔 - 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢 守 - 六角精児 (鑑識課)
角田 六郎 - 山西惇 (組織犯罪対策部)
内村 完爾 - 片桐竜次 (警視長)
中園照生 - 小野了 (警視正)
大河内 春樹 - 神保悟志 (主任監察官)
小野田 公顕 - 岸部一徳 (警察庁/警視監)
西肇 - 六角慎司 (捜査第二課員)

青木周作 - 鶴見辰吾 (武蔵野青木外科院長)
小林亘 - 坂上忍 (外科医。密告)
岡本恭子 - 林美穂 (病院スタッフ。コーヒー)
青木征十郎 - 梅野泰靖 (周作の父。資産家、総資産約20億円)

原楠緒子、安田洋子、大沢紗衣、熊谷祐子、志水正義
宮崎稲穂、成瀬奈緒子、久保田龍吉、大木章、東武志

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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