相棒
(2003年度10月期・2004年度1月期TBS)

プロデューサー - 松本基弘、香月純一・須藤泰司・西平敦郎
脚本 - 輿水泰弘(1)(2)(10)(11)(13)(18)(21)
櫻井武晴(3)(7)(8)(15)(16)、砂本量(4)(5)(6)(9)(14)(17)
深沢正樹(12)(20)、坂田義和(19)

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_02/


第11話 秘書がやりました

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ホテルの一室で三人の人間が一人の遺体を運びだそうと遺体の
入る大きなケースをもってくる。その遺体は後に産廃施設で
燃やされて5つに分断されて発見される。

殺されたのは日本改革党・蜷川輝政・57歳。
正義感の強い代議士で、度々脅迫を受けていたことを知る。
この日も何者かに拉致され謀殺されたとの見方が強かった。
しかし遺体発見現場に行く右京と薫は、中途半端に遺体が燃や
されていた事、更にバラバラにされた割りに同じ場所で遺体が
見つかった事に疑問を持つ。
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三人の秘書が遺体を処理したことは冒頭で描かれている。
しかし何故そんな事をしたのかがドラマとしてのポイント。

右京らが事情を聞くために事務所を訪れていた際に、妻が
秘書らに"不味いもの"の存在を口にしていた事や、遺体の背広
から議員バッヂが見つからないことに疑問を持ち始める。

ドラマではある時からこれは殺人ではなく、心不全を起こした
ものだと考えを変える。

被害者の妻・るみ子が思わせぶりに、秘書達の行動を抓ていた
ところが右京にひっかかる。

そんな時起こった銀座のホステス殺人事件。
撲殺された亡くなったもので、ホステスの銀行口座には500万
円の振り込みが有った。

ドラマでは会話の中から矛盾点を紐解いていく。
吉池昌夫は遺体を見ていないのに惨たらしい遺体と表現して
居ること。また議員バッヂが見つかった際の三峰涼子の態度。

全ては事件当日、ホステスと議員が密会し関係を持っていた。
腹上死という不名誉な死に方故に、死を偽装して英雄像を
作り上げ、地盤を息子に引き継がせるために工作したこと。
その為には遺体に対する冒涜も厭わず、それでもバッヂだけは
守ると言ったやり方がまさに常識では考えられない物だった。

杉下右京 - 水谷豊
亀山薫 - 寺脇康文 (警視庁の運転免許試験場)
奥寺美和子 - 鈴木砂羽 (帝都新聞社会部記者)
武藤 かおり - 松下由樹 (弁護士)
宮部たまき - 高樹沙耶 (小料理屋"花の里"。元右京の妻)

松金彰子 - 田島令子 (博物館館長)
小田島和也 - 入江雅人 (失業中の父親)
小田島雅彦 - 須賀健太 (妻の連れ子)
田淵俊夫 - 岡崎二朗 (古銭商)
倉野善次郎 - 大木史朗 (古銭コレクター・被害者)

伊丹憲一 - 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦 信輔 - 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢 守 - 六角精児 (鑑識課)
角田 六郎 - 山西惇 (組織犯罪対策部)
内村 完爾 - 片桐竜次 (警視長)
中園照生 - 小野了 (警視正)
大河内 春樹 - 神保悟志 (主任監察官)
小野田 公顕 - 岸部一徳 (警察庁/警視監)
西肇 - 六角慎司 (捜査第二課員)

蜷川るみ子 - 今陽子 (輝政の妻)
三峰涼子 - 室井滋 (第二秘書)
吉池昌夫 - 菅原大吉 (政策秘書)
風間ひさし - 木下政治 (秘書)
蜷川輝政 - 十貫寺梅軒 (衆議院議員)
蜷川輝明 - 久松信美 (息子、第一秘書)

児玉頼信、大村波彦、山崎えり
大川聖一郎、津村和幸、以倉いずみ、田崎玉太郎、志水正義
上下宣之、久保田龍吉

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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