相棒
(2003年度10月期・2004年度1月期TBS)

プロデューサー - 松本基弘、香月純一・須藤泰司・西平敦郎
脚本 - 輿水泰弘(1)(2)(10)(11)(13)(18)(21)
櫻井武晴(3)(7)(8)(15)(16)、砂本量(4)(5)(6)(9)(14)(17)
深沢正樹(12)(20)、坂田義和(19)

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_02/


第13話 神隠し

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右京と薫は失踪した女児、小学生の大森瑠奈の痕跡を調べて
歩く。学校から帰宅途中で彼女は姿を消したのである。
学校から自宅まで約1km。果たして彼女に何が起こったのか。
犯人から身代金を求めるような電話は一切無く、誘拐された
のかどうかも分からない。

彼女が身に付けていたものが街のあちこちで見つかっていた。
理髪店の看板に帽子、倉庫の扉の取っ手にマフラー、小さな祠
の稲荷像の頭に手袋、パチンコ屋の店先の花輪にサスペンダー、
絵画教室の生徒募集ポスターの上に靴下。
果たしてこれは暗号なのか、それともイタズラ目的で意味もな
く投げ捨てていったのか。

小学校に話を聞きに行くと、瑠奈の友人の子供から、公園に
住む一郎くんを尋ねてみると良いと言われる。一郎とはホーム
レスの男性だった。
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女児が突然居なくなる。
果たして誰かに連れ去られたのか、それとも事件や事故に巻き
込まれたのか。

捜査線上に二人の人物が浮かび上がる。
ホームレスの男性一郎、そして神父の長谷川。

ホームレスの持つアイテムの中に瑠奈の名前の書かれた参考書
が有ったこと。
神父の長谷川には前科が有り、女児に対する強制猥褻で捕まって
いるところなど怪しさのオンパレード。

ドラマとしてポイントになるのが、街中に残された瑠奈の身に
付けていたものの存在だが、この辺の謎かけがちょっと複雑に
仕込みすぎた感じしか無く、気づかされる為に置いたにしては
ちょっと複雑な感じしかしないところがあった。

右京らは瑠奈の部屋を調べさせて貰うと、部屋に玩具道具が
一切無いことに目を付け、更には神父が仕掛けた謎解きから
全ては協会にあると結論告げる。

それ以降はドラマとしての整合性を図るような話で、何故
家出したのか、そして神父の過去の事件はあくまで潔白であっ
た事が語られた。
ドラマとしては悪くはないのだが、やや妙味に欠けた話だった。

杉下右京 - 水谷豊
亀山薫 - 寺脇康文 (警視庁の運転免許試験場)
奥寺美和子 - 鈴木砂羽 (帝都新聞社会部記者)
武藤 かおり - 松下由樹 (弁護士)
宮部たまき - 高樹沙耶 (小料理屋"花の里"。元右京の妻)

伊丹憲一 - 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦 信輔 - 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢 守 - 六角精児 (鑑識課)
角田 六郎 - 山西惇 (組織犯罪対策部)
内村 完爾 - 片桐竜次 (警視長)
中園照生 - 小野了 (警視正)
大河内 春樹 - 神保悟志 (主任監察官)
小野田 公顕 - 岸部一徳 (警察庁/警視監)
西肇 - 六角慎司 (捜査第二課員)

長谷川均 - 細川俊之 (神父)
吉田一郎 - 松尾貴史 (ホームレス)
大森瑠奈 - 久保結季 (娘。成績優秀)
大森郁夫 - 水上竜士 (DV夫)
大森早苗 - 及森玲子 (不倫教育ママ)

斎藤弘勝、嶋田豪、浜近高徳、康ヨシノリ、志水正義
久保田龍吉、前島恵美、三宅正信、杉山久美子、佐藤勇輝
伊瀬知悠、田村未奈美、守山玲愛

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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