相棒
(2003年度10月期・2004年度1月期TBS)

プロデューサー - 松本基弘、香月純一・須藤泰司・西平敦郎
脚本 - 輿水泰弘(1)(2)(10)(11)(13)(18)(21)
櫻井武晴(3)(7)(8)(15)(16)、砂本量(4)(5)(6)(9)(14)(17)
深沢正樹(12)(20)、坂田義和(19)

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_02/


第14話 氷女

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4年ぶりの寒波に見舞われ、凍死者が増えていた。
鑑識の米沢は、死体の心臓が凍るほどの寒さである事を告げる
とそれを聞いていた右京は疑問に思う。最近の凍死者9件の内
内臓まで凍ったという凍死者は池永という会社員だけ。
それを疑問に思った右京らは一課に告げようとするも、一課の
刑事らはレースクイーン変死事件で忙しいらしい。
所持品の中に財布がない事、そして遺体は酔った状態で外に
放置されていたことから、昏睡強盗が疑われる。

しかし意外にも池永の財布を盗んだ被疑者はすぐに捕まる。
自分は財布を取っただけであり被害者はまだ死んでいなかった
という。その証拠に被害者は顔から汗を流していたというので
有る。
右京は米沢に自然の状況下で内臓が凍るにはどのくらいの時間
が掛かるのか調べて貰うと、零下4度の状態で3日はかかるとい
う。

葬式の最中である妻・池永よしみの元を訪れる。
彼女はスーパーの副店長であることを知る。彼女から夫の
行きつけの飲み屋を教えて貰うことになる。
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内臓が凍り付いた遺体が発見される。
こんな寒波の中、遺体は汗をかいていたということから、外で
凍死したのではなく、冷凍庫で殺害されたのではないかと
推察する。

ドラマとしては面白かったが、怪しい人物全員が業務用の冷凍
庫を使える環境があるというのはやや不自然かも。

捜査線上に上る当初の容疑者は以下の二人。

妻・よしみは、スーパーの副店長。夫が亡くなれば7千万円の
保険金が手に入ること。
取引先水産加工業社の来栖は、容疑者にバックマージンを要求
されていた事。

しかし被害者が最後に逢っていた人物は水商売風の女性であり
金の結婚指輪をしていた事もドラマとしては引っかかる点だ。

奥寺美和子が見事なアシストを放ち、過去に池永が亡くなった
会社で彼と昇進を競っていた益田という人物が亡くなっている
事実を発見する。

ドラマで最も役立ったのが、池永と水商売の女が飲んだバー
のマスターの証言。この人が連れの女性の指に金の指輪がして
有ったことと、水商売の女なのに必需品であるライターを
所持していなかった事を見ていなければ解決が難しい案件
だった。

結局犯人は山中貴和子だった。益田の妻という事で、昇進争い
の時にセクハラをでっち上げられた恨みを晴らすというもの。
最後は右京の説得によって一人の人間を救う結果となるが
一人殺しているわけだし、あそこで踏みとどまるというのも
難しいモノがあるかなという気がする。

杉下右京 - 水谷豊
亀山薫 - 寺脇康文 (警視庁の運転免許試験場)
奥寺美和子 - 鈴木砂羽 (帝都新聞社会部記者)
武藤 かおり - 松下由樹 (弁護士)
宮部たまき - 高樹沙耶 (小料理屋"花の里"。元右京の妻)

伊丹憲一 - 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦 信輔 - 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢 守 - 六角精児 (鑑識課)
角田 六郎 - 山西惇 (組織犯罪対策部)
内村 完爾 - 片桐竜次 (警視長)
中園照生 - 小野了 (警視正)
大河内 春樹 - 神保悟志 (主任監察官)
小野田 公顕 - 岸部一徳 (警察庁/警視監)
西肇 - 六角慎司 (捜査第二課員)

大木長十郎 - 志水正義
小松真琴 - 久保田龍吉

山中貴和子 - 木村多江 (明邦工科大学、LNG研究)
宇野レナ - 川合千春 (総合商社のキャリアウーマン)
池永よしみ
池永あきよ
来栖
益田敬三

岡田正、樋渡真司、吉利治美、青山勝、山崎進哉、村木仁
有働正久、田野良樹、長峰稔枝、番場祐海、福田大輔
四篠久美子、村田尚史、長山浩子

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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