相棒
(2003年度10月期・2004年度1月期TBS)

プロデューサー - 松本基弘、香月純一・須藤泰司・西平敦郎
脚本 - 輿水泰弘(1)(2)(10)(11)(13)(18)(21)
櫻井武晴(3)(7)(8)(15)(16)、砂本量(4)(5)(6)(9)(14)(17)
深沢正樹(12)(20)、坂田義和(19)

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_02/


第17話 同時多発誘拐 消えた16人の子供達
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特命課は事件もなく暇な日々を過ごす中、突然事件は起こる。
都内各地で次々と子供が誘拐される事件が起こり、特別対策本
部が設置された後にも次々と子供が誘拐され、ついには15件
の誘拐事件が起こったのである。
犯人から明日の10時までに1億円を用意しろと連絡が入り、
緊迫感が走る。
警察も同時多発誘拐テロが起こったことをマスコミに告げ、
情報が入り次第随時報告することを約束する。

特命課の右京と薫は15件の内、親の居ない子供たちを預かって
いる施設"のぞみの家"の捜査にあたる。逆探知のために電話
に機材を設置する中、誘拐された小山純平について尋ねる。
なかなか犯人から連絡が来ない中、翌日になってようやく二度
目の指示する電話が鳴る。都庁の前の広場に奥さんが金を
持って来いと言うのである。他の15件の誘拐された家族も
全員奥さんが受け渡しに指定され、広場にはデイバッグを
持った女性達で溢れかえる。被害者の内、船村エリの携帯電話
に連絡が入り、目の前の植え込みの中に次に行く場所が指示
してある事を告げる。植え込みには袋が有り、高速バスに
乗るよう指示が書かれてある。既にチケットも用意されていて
船村エリと小山純平の保護者・望月ちとせは同じバスで甲府
方面に行けと指示を受ける。
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一度に16件もの誘拐事件が発生する。
果たして犯人像はどんなものなのか。

これだけ同時に誘拐されると多人数による犯行かと思わせる。

ドラマとしては子供達のイタズラによる犯行なのかと思ったが
犯人はきっちり一億円を要求してくる。しかもそこで映る
犯人の姿は顔こそ見えないが髭のそり跡が見えることからも
大人による犯行だと判明する。

不況が裏のテーマとして存在していて、随所でそれを感じる
セリフで構成されている点は犯行動機のヒントとなっていて
よく出来ている点。

犯人は望月夫婦によるものだったが、警察が居る中でよく
脅迫電話を掛けられたものだ。普通ならば逆探知されてすぐに
犯行がばれてしまいそうだけどね。

バスを借りられた理由は何なのかとか、あの状況の中で気が
つかれずバイクで逃げるのは不可能じゃないかという気がする。
また16件も誘拐していると電話をかけるだけで一苦労ではないか
と思わずにはいられない。

子供が思わず保護者に再会したときに口にしてしまう辺りのミス
の挿入の仕方がドラマとしては良くできていたかな。
でもあれだけの人数の子供を手懐けるのは相当無理がありそう
だな。

杉下右京 - 水谷豊
亀山薫 - 寺脇康文 (警視庁の運転免許試験場)
奥寺美和子 - 鈴木砂羽 (帝都新聞社会部記者)
武藤 かおり - 松下由樹 (弁護士)
宮部たまき - 高樹沙耶 (小料理屋"花の里"。元右京の妻)

伊丹憲一 - 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦 信輔 - 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢 守 - 六角精児 (鑑識課)
角田 六郎 - 山西惇 (組織犯罪対策部)
内村 完爾 - 片桐竜次 (警視長)
中園照生 - 小野了 (警視正)
大河内 春樹 - 神保悟志 (主任監察官)
小野田 公顕 - 岸部一徳 (警察庁/警視監)
西肇 - 六角慎司 (捜査第二課員)

大木長十郎 - 志水正義
小松真琴 - 久保田龍吉

望月ちとせ - 高田聖子
望月則彦 - 小市慢太郎
田嶋栄一郎 - 坂田雅彦
船村エリ - 松本圭未

小林勝也、若杉宏二、長戸勝彦、中嶌聡、妻鹿有花、菊池隆志
藤田三三三、川倉正一、芝城太郎、菊池裕子、初田せつ
阿部修也、鎌田拓充

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