ブラックジャックによろしく
(2003年・4月期/TBS)

脚本/後藤法子
演出/平野俊一・三城真一・山室大輔
プロデュース/伊與田英徳

http://www.tbs.co.jp/bj4649/


第4話 無力な研修医


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患者・宮村の手術のことを淵南記念病院の北三郎医師に頼みに
いく英二郎。北三郎は過去に8人の患者を殺している事、そし
てその中でも一週間前にも殺している事を告げ、彼はもうメス
を握らない事を告げる。より多くの人を救えば償いになると
訴えるが、他人の心臓にメスを入れるのは恐いとして、執刀は
しないことを告げる。
落ち込んでいる中、病院には英二郎の母親が姿を見せる。
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母親が出てくるタイミングが早いかな。
もっともっと病院の現実に嫌気が差して絶望している所に
登場すべきキャラクターだと思うが、外科と内科を描いて
しまうと残りの研修はそんなに気難しい場所ではなくなるの
かな。
これ以上教授に刃向かえば医師としての将来は無いという状況
の中、医学に進学したことで苦労させたという母親を見て複雑な
葛藤を描くのかなと思ってみていた。

色々と英二郎の事を気遣い声を掛けてくれる人たち。
最も心配しているのは出久根だけど、カオリの役割も大きい。
ここまで頑張ったと自分を納得させて辞めた方が良いといった
感じにアドバイス。

医師達の威圧的な態度は、"世界医師会リスボン宣言"を完全に
無視。不安な患者のことなど考えずに、世間の病院の事情など
も全く見えていない。
沢山手術をこなしている病院は単に金儲けをしているだけだと
切り捨てる教授。国からの診療報酬は全国一律で有り、自分
たちは採算度返しで何処よりも多い医師数で挑むといわんばか
りの教授の態度。
患者に説明するときの医師の態度があまりにも腹立つくらい
高慢で、自分たちが頼んで来てもらっている訳ではないとでも
いいだけな態度が実に鼻につく。

教授の説得よりも研修医の言うことを信じた患者。
何を信じて良いのか分からず、それでもそんな研修医の熱意を
信じて縋り付く患者の中に英二郎のやっている事の正しさが
にじみ出ているわけだが、果たして患者を救うことが出来るの
か。

斉藤 英二郎(妻夫木聡)永禄大学卒の研修医
皆川 由紀子(国仲涼子)新生児集中治療室(NICU)の看護師
赤城 カオリ(鈴木京香)手術部勤務の看護師
出久根 邦弥(加藤浩次)斉藤の同期。5浪の末合格
牛田 克雄(杉本哲太)誠同病院の勤務医
宗形 正臣(松尾政寿)開業医の息子
椿 理沙子(綾瀬はるか)看護師
田中 恵美(今井陽子)

春日部 一郎(伊東四朗)永禄大学医学部第一外科の教授
金子 明子(泉ピン子)遺族
白鳥 貴久(三浦友和)斉藤の第一外科の指導医
服部 脩(緒形拳)天生会誠同病院・院長

久米 憲一(甲本雅裕)斉藤の第一内科(循環器科)の指導医
川上 寛(浅野和之)外科医
宮村 和男(ガッツ石松)酒屋を経営
斉藤 トモ子(浅茅陽子)英二郎の母親
藤井 義也(石橋凌)心臓外科医の教授
北 三郎(原田芳雄)南林間病院の心臓外科医
鳥 一郎 (神保悟志)北の後任の心臓外科医

高砂 春夫(笑福亭鶴瓶)新生児集中治療室(NICU)の医師
田辺 秀勝(吉田栄作)弁護士
田辺 佳子(横山めぐみ)双子の子供を出産

安富 良之(鹿賀丈史)小児科医
内海 まどか(伊東美咲)
児玉 典子(藤谷美紀)膵臓がんの患者
庄司 直樹(阿部寛)斉藤の指導医
宇佐美 孝志(石橋貴明)第四外科の医師
辻本 良江(薬師丸ひろ子)膵臓がん
辻本 正志(梨本謙次郎)良江の夫
川渕 清司(古谷一行)第四外科の教授

川村ひかる、中込佐知子、岩田丸、水沢涼、植村りんこ

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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