僕の生きる道
(2003年1月期・火曜22時枠)

脚本/橋部敦子
音楽/本間勇輔
編成/植村泰之
演出/星護、佐藤祐市、三宅喜重
プロデューサー/重松圭一、岩田祐二


第4話 教師・失格

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ありのままの気持ちを伝えよう。そう考えた秀雄はみどりに
告白する。既に振られたも同然だけど、自分の気持ちをちゃん
と伝えていなかったとして、このままでは何も始まらないと
思ったことを告げる。みどりは秀雄の気持ちには応えられない
と告げると、秀雄はスッキリした顔でこれでちゃんと終われる
として納得した表情を見せる。それを受けてみどりは先生は
変わったと告げる。
夜、ビデオの前でこれが最後の恋だと思うと語る。

翌日生徒の一人、田岡雅人が久保の元に相談に来る。恋人の
近藤萌との間に妊娠してしまったこと。彼女が産む決断をして
いることで、なんとかおろすよう説得して欲しいという。

みどりは近藤に接触し色々と事情を聞く。一方職員室に田岡
を呼び出し、教師は親に話すべきだと説得する。無責任な行動
と発言に憤りを感じる秀雄は彼の胸ぐらを掴んで今にも殴り
かかりそうだったが、そこにみどりと近藤が入ってくる。
妊娠騒動は全て嘘であり彼の気持ちを確かめたかったのだと
告げる。
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命を軽視している生徒に医者になることを薦めないとする秀雄
の行動が問題になるも、自分が悪いことをしているとは思わない
として最後まで信念を貫く秀雄。

こういう行動にも冷静に判断してくれている者の存在が実に
頼もしくもあり、それが意中の相手であるみどりというところが
実に興味深い流れ。

現在は気持ちに応えられないとしているみどりだが、こういう
実直な彼の姿を見続けていくことで、彼を見直し好意を寄せて
いくところも有るのではないかな。

ドラマとして好感が行くのは、振った振られたという展開の後
にも互いの存在を気まずい相手として見ていないところだと思う。
この辺も秀雄の感情を表に出さない落ち着いた感じの演技が上手
く効果的に作用している。

今日できることは明日に持ち込まないという秀雄の気持ちが
みどりにも乗り移ったかのような展開で最後を締めくくった辺り
はとても展開の妙を感じた。

それにしても女性は気持ちを確かめるために妊娠をでっち上げる
けど、高校生相手に妊娠をでっちあげてどうせよというのだろうか。
それと田岡雅人はそれなりに良い家庭で育っていそうな感じだが、
なんでそんなに金が好きなのだろうか?

中村秀雄(28→29) - 草ナギ剛 (生物教師)
秋本(中村)みどり(25) - 矢田亜希子 (国語教師)
秋本隆行(55) - 大杉漣 (みどりの父で陽輪学園理事長)
金田勉三(43) - 小日向文世 (秀雄の主治医)

畑中琴絵 - 眞野裕子 (看護婦)
田岡久美子 - 銀粉蝶 (田岡の母でPTA会長)
中村佳代子 - 山本道子 (秀雄の母)

教師
久保 勝(30) - 谷原章介 (数学教師)
太田麗子(38) - 森下愛子 (英語教師)
岡田 力(23) - 鳥羽潤 (新任の社会科教師)
赤井貞夫(35) - 菊池均也 (体育教師)
古田進助(45) - 浅野和之 (陽輪学園教頭)

2年G組の生徒
杉田めぐみ - 綾瀬はるか (歌手志望)
田岡雅人 - 市原隼人 (金のために医学部志望)
吉田 均 - 内博貴 (家族は皆東京大学卒業生)
鈴木りな - 浅見れいな (体育教師の赤井に恋)
赤坂 栞 - 上野なつひ (吉田の幼なじみ)
近藤 萌 - 鈴木葉月 (田岡の彼女)
黒木愛華 - 岩崎杏里 (芸能雑誌に写真が掲載され・・・)
田中 守 - 藤間宇宙 (受験のストレスから万引きや盗-撮)

秀雄の母 - 山本道子
ウェイター - 山崎画大
焼鳥屋店主 - 森喜行

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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