僕の生きる道
(2003年1月期・火曜22時枠)

脚本/橋部敦子
音楽/本間勇輔
編成/植村泰之
演出/星護、佐藤祐市、三宅喜重
プロデューサー/重松圭一、岩田祐二


第9話 一枚の写真

--------------------------------------------------------
秀雄とみどりは職員室で結婚したことを報告する。
写真は撮らなかったとしてみんなに見せることは出来なかった。
生徒達にも同様に結婚したことを報告する。相手はみどり先生
だというと最初はジョークだと受け取られたが、結婚指輪を
見た生徒達は本気だと思う。杉田めぐみが拍手し始めたのと
同時にクラス全員が拍手で祝福する。

生徒達は休み時間に中村の結婚について話する。
これまで親身になって問題に対峙してくれた事を思い出し、
二人が似合っている事を素直に思う。それを機会に一人、また
一人と放課後の合唱に出てくる人が増えるのだった。

秀雄は一人写真館に行き、人生最後の写真を撮ろうとする。
しかしなかなか納得できる顔が出来ないために写真を撮ること
出来なかった。
--------------------------------------------------------

いよいよ秀雄が職場で倒れると同時に生徒達にも秀雄の病気の
事実が伝わってしまう話だった。

生きている間に自分の遺影を撮ろうとする辺りは、韓国映画の
「八月のクリスマス」を思い出させるな。
最後に残す写真をどんな顔をして撮れば良いのか。それが最後
の結論として持ってくるだろう事は予想できたので、興味深く
見ることが出来た。

高校とは良い大学に合格するために有るのではないか?
合唱コンクールに出場することに何の意味があるのか?
秀雄は生徒達の質問に対して的確に答えられるところがとても
先生らしいところ。
今回は"足跡"の話を以て、合唱部の意味を上手く存在づけてい
たけど、それが自らの人生にも訴えかけるところが相変わらず
素晴らしい。

秀雄が亡くなった後に、みどりに必要以上に悲しませない為に
写真を撮らないのかも知れないが、みどり自身が望むことは
一つでも多く叶えて欲しいと思う。

中村秀雄(28→29) - 草ナギ剛 (生物教師)
秋本(中村)みどり(25) - 矢田亜希子 (国語教師)
秋本隆行(55) - 大杉漣 (みどりの父で陽輪学園理事長)
金田勉三(43) - 小日向文世 (秀雄の主治医)

畑中琴絵 - 眞野裕子 (看護婦)
田岡久美子 - 銀粉蝶 (田岡の母でPTA会長)
中村佳代子 - 山本道子 (秀雄の母)

教師
久保 勝(30) - 谷原章介 (数学教師)
太田麗子(38) - 森下愛子 (英語教師)
岡田 力(23) - 鳥羽潤 (新任の社会科教師)
赤井貞夫(35) - 菊池均也 (体育教師)
古田進助(45) - 浅野和之 (陽輪学園教頭)

2年G組の生徒
杉田めぐみ - 綾瀬はるか (歌手志望)
田岡雅人 - 市原隼人 (金のために医学部志望)
吉田 均 - 内博貴 (家族は皆東京大学卒業生)
鈴木りな - 浅見れいな (体育教師の赤井に恋)
赤坂 栞 - 上野なつひ (吉田の幼なじみ)
近藤 萌 - 鈴木葉月 (田岡の彼女)
黒木愛華 - 岩崎杏里 (芸能雑誌に写真が掲載され・・・)
田中 守 - 藤間宇宙 (受験のストレスから万引きや盗-撮)

横山あきお

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system