僕の生きる道
(2003年1月期・火曜22時枠)

脚本/橋部敦子
音楽/本間勇輔
編成/植村泰之
演出/星護、佐藤祐市、三宅喜重
プロデューサー/重松圭一、岩田祐二


第10話 最後の誕生日

--------------------------------------------------------
秀雄は職員室で倒れたもののなんとか退院できた。
こんな事があった以上仕事はやるべきではないのかもしれない
が最後までやりたいとして理解を求める。
教頭の古田から心配なのは生徒達のこと。そのケアを求めるの
と同時に合唱部に関しては父兄からもクレームが来ているので
認められないという。それを受けて秀雄は受験に差し支えがな
ければ認めてくれないかと頼み込む。その為の条件とは、
次の模試でクラス全員が志望校に対してA判定を取るというもの
だった。
--------------------------------------------------------

ドラマとしては最後の秀雄の仕事として合唱コンクールの件を
絡ませた話だった。
その為の条件として生徒達に勉強とコンクールの両立を求め
A判定を取るよう焚き付ける。

ドラマとしては悪くはないが、それはこのドラマがこれまでの
展開の中で培ってきたポテンシャルのお陰だと思う。
正直この回だけで判断すると、意外と薄っぺらい教師物語と
しか映らず、全てが順風に話が進んでいく中で、秀雄が死にたく
ない思いを募らせるという展開が用意された。
夜中に秀雄が涙するシーンはこれまでの落ち着いたトーンを
考えるとちょっぴり寂しくさせる演出だったが、徐々に現実が
近づいてきた証拠なのかも知れない。

ピピ島には行けなかったが、最後に新婚旅行を満喫できたこと
はとても良い思い出になったか。

中村秀雄(28→29) - 草ナギ剛 (生物教師)
秋本(中村)みどり(25) - 矢田亜希子 (国語教師)
秋本隆行(55) - 大杉漣 (みどりの父で陽輪学園理事長)
金田勉三(43) - 小日向文世 (秀雄の主治医)

畑中琴絵 - 眞野裕子 (看護婦)
田岡久美子 - 銀粉蝶 (田岡の母でPTA会長)
中村佳代子 - 山本道子 (秀雄の母)

教師
久保 勝(30) - 谷原章介 (数学教師)
太田麗子(38) - 森下愛子 (英語教師)
岡田 力(23) - 鳥羽潤 (新任の社会科教師)
赤井貞夫(35) - 菊池均也 (体育教師)
古田進助(45) - 浅野和之 (陽輪学園教頭)

2年G組の生徒
杉田めぐみ - 綾瀬はるか (歌手志望)
田岡雅人 - 市原隼人 (金のために医学部志望)
吉田 均 - 内博貴 (家族は皆東京大学卒業生)
鈴木りな - 浅見れいな (体育教師の赤井に恋)
赤坂 栞 - 上野なつひ (吉田の幼なじみ)
近藤 萌 - 鈴木葉月 (田岡の彼女)
黒木愛華 - 岩崎杏里 (芸能雑誌に写真が掲載され・・・)
田中 守 - 藤間宇宙 (受験のストレスから万引きや盗-撮)

小田崎諒平

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system