元カレ

脚本/小松江里子

http://www.tbs.co.jp/motokare/


第2話 彼女にフラれた理由
(2003/07/13)

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百貨店ではふるさと夏祭りが開催。大抵デパートでは月に一度
は物産展が開催される。
今回の企画は大盛況の中、広告代理店の印刷のミスにより、
仙台の和菓子屋の人気デザートの数が掲載されている数と実際に
出品されている数に違いが出てクレームが出る。東次は仙台まで
頼みにいくとそこには真琴もまた頼みに行く姿があった。
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今回は偶然ながらも東次と真琴が長時間一緒にいる時間を
作ったことで、別れた当時のことが語られる展開だった。

一話の最後で真琴が失望したとする"最後に言った言葉"は
何だったのか。

ひょんな事から真琴と菜央に接点が出来たことも見逃せないが、
菜央が真琴と東次の携帯ストラップに気がついた点が今回の
ポイントかも知れない。彼女の中で不安を膨らませ、色んな
複雑な心境を生んでいる。

仙台での一晩。
交渉が終わった後、もう帰る為の新幹線が無いと語っていたが、
明らかに不自然。仙台七夕祭りが開催されている時間内に
東京行きの新幹線が無くなる訳ないハズで、二人で一晩を共に
させるのはちょっと強引な流れだった。
しかし車内でラジオを聞いたときに思い出の曲が流れ、一瞬に
して夏の思い出が蘇る流れは、とても良くできていたと思う。

最後の言葉は何だったのか。
就職活動の忙しい時期に、俺と仕事とどちらが大切なのかを
尋ねた事にあったという。東次がそれだけの事でと言った事にも
有る意味納得させられるものが有ったが、その後の顛末はそんな
憤りが言葉や態度に表れているといった感じだったね。

俺はお前に振り回されてばかり居た。俺も別れて良かったという
セリフは売り言葉に買い言葉だと思うが、お前とは関わりたく
ない、誤解されたくないから気軽に声を掛けないでくれといった
東次の態度の中には、何処か仕返しの意味も含まれている感じだ。
今の彼女との関係が幸せで有ることを知らせて、彼女の存在を
否定したいのだろうな。

上司の高橋と藤枝の関係も含めて職場恋愛の難しさを感じさせる
展開ではあるな。

千歳と仁科の関係も面白いものがあるね。
予備校の受付では生徒達にからかわれている仁科だが、純粋さ
はキラリと光るものがある。東次の弟・柏葉裕二が彼女に
惚れるという展開が待っているのかな。

柏葉東次 / 堂本剛 (東協百貸・総菜担当)
佐伯真琴 / 広末涼子 (大道エージェンシー)
早川菜央 / 内山理名 (東協百貸・エレベーターガール)

千歳一 / 天野ひろゆき (東陽軒)
仁科弘枝 / ソニン (社交ダンス)
藤枝徹 / 佐々木蔵之介 (大道エージェンシー)

篠田満男 / 金田明夫 (東協百貸・課長)
吉井修三 / 中原丈雄 (東協百貸)
田宮 / 草村礼子 (社交ダンス)
俊江 / 氏家恵
森下愛美 / 石橋奈美
高橋美矢子 / 今井陽子 (大道エージェンシー)
斎藤 / 長谷川朝晴 (東協百貸・和菓子)
今井 / 蒲生純一 (東協百貸)

柏葉裕二 / 斉藤祥太 (弟・一浪予備校生)
柏葉弓江 / 市毛良枝 (母)
柏葉啓吾 / 角野卓造 (父・クリーニング店)

guest
つじしんめい、後川佳織、玉川長太、大西武志、辻義人
大久保綾乃、上村俵子、上原由恵、浅井純、山田義孝
吉川恵美子

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