元カレ

脚本/小松江里子

http://www.tbs.co.jp/motokare/


第6話 彼女の告白
(2003/08/10)

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おばあちゃんの具合が悪いから世話に来てくれと実家から母・
弓江の元に電話が掛かってくる。しかし父・啓吾はすぐに
断れと実家に帰ることを許さなかった。
東次は菜央とギクシャクしていた。二人だけの夏休みを仕事
で犠牲にして事以上に、真琴との関係が重くのし掛かっていた。

真琴は次の企画を提出。ラーメンフェスタが予想以上に好評
を得たので、部長はその企画もまた東次とのコンビで行う
事を言い渡す。東次は完全に仕事も恋も振り回されていると
感じていた。

真琴と組むことをちゃんと彼女の耳にも入れておいた方が良い
という千歳。昼食の時に話そうとする東次の前に課長が彼女
の前で暴露し気まずい雰囲気。菜央は仕事なんだから仕方がない
とは言ってくれるものの、何処か不安げ。しかし菜央は開き
直り、自分が彼女なのだから堂々とすべきだと考えていた。
エレベーターで真琴と鉢合わせした際も彼女から真琴に語り
かけ、イベントの件で東次の事をよろしくと言ってのける。
その光景を見ていた藤枝は真琴に"その内元彼の事を自分の
ものにしたくなるんじゃないの?"と語りかける。

そうしている間にも東次は両親が仲違いし、母親が出て行く
事態に発展する。発端は父が母の名前を書き間違えた所から
始まった。不便になる炊事洗濯だが、たまたま仕事の資料を
持って実家の方に訪れた真琴が、東次の家の夕食を作る事に
なり、父や弟も大喜び。しかし東次は仕事以外は距離を置こう
として厳しい態度で接する。
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相変わらずグダグダ続く三角関係。

今回は真琴の気持ちを前面に出した話で、東次は距離を置こうと
して必死だったように思う。
彼の気持ちが離れるほどに真琴は接近したがるような展開で
冷たいことを言われて独りになる真琴の切なそうな表情が実に
可愛らしく見えた。

またしても一つの企画で組むことになってしまった二人。
今回仕事を断ったとしても、同じ現場で働いている二人ならば
今後も似たような展開は続くわけだし、ここらで腰を据える
必要が有る。
菜央は何処まで彼のことが信じられるのか確かめてみたいとし
て、今回の二人の仕事っぷりを静観するような様子。好きな
気持ちは相手に対する信用度と比例するといった様に何処まで
信用を得ることが出来るのか。

千歳と仁科の関係も難しいところだね。
一度は受け入れたと思っていた二人の年齢差。しかしやっぱり
泊まりという状況になると責任が取れるのか複雑な心境に
なるようだ。何も考えていないよりは相手のことを大切に
していると思えるけど、やっぱりもどかしさは否めない。
なんとなくこのドラマに出てくる男性陣は、男性としての
狡賢さが見られず、何処か精気を失っているようにも見える。

両親の不仲な関係もここに来て不確定要素として浮かび上がって
いる。父親のあの態度は流石に有り得ない訳だが、こういう
家庭って意外と多いのだろうね。

最後は真琴が東次の実家まで追い掛けてきたけど、なんだか
凄い行動力だ。ただ同じ職場なだけに休みが一緒だったり
するわけでこういう時に三角関係は真琴に有利に働くかな。

柏葉東次 / 堂本剛 (東協百貸・総菜担当)
佐伯真琴 / 広末涼子 (大道エージェンシー)
早川菜央 / 内山理名 (東協百貸・エレベーターガール)

千歳一 / 天野ひろゆき (桃陽軒)
仁科弘枝 / ソニン (社交ダンス)
藤枝徹 / 佐々木蔵之介 (大道エージェンシー)

篠田満男 / 金田明夫 (東協百貸・課長)
吉井修三 / 中原丈雄 (東協百貸・部長)
田宮 / 草村礼子 (社交ダンス)
俊江 / 氏家恵
森下愛美 / 石橋奈美 (東協百貸・エレベーターガール)
高橋美矢子 / 今井陽子 (大道エージェンシー)
斎藤 / 長谷川朝晴 (東協百貸・和菓子)
今井 / 蒲生純一 (東協百貸)

柏葉裕二 / 斉藤祥太 (弟・一浪予備校生)
柏葉弓江 / 市毛良枝 (母)
柏葉啓吾 / 角野卓造 (父・クリーニング店)

guest
児玉頼信、勝部美也子、浅井純、山田義孝

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