元カレ 脚本／小松江里子 http://www.tbs.co.jp/motokare/

第10話 もう恋なんて…そして別れ (2003/09/14)

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もう菜央に嘘はつけないから・・・ごめん。
そういって部屋を出て行く東次。しかしドアを閉めた途端に
室内でガラスが割れる音が聞こえたのですぐに戻ることに
なる。菜央が花瓶を落とし怪我をしていた。ずっといるから
として菜央を安心させベッドで休むよう促す。

東次の無断外泊に両親も心配する。朝方に電話が鳴りそのまま
会社に行くと告げるとすぐに電話を切った東次。

俺のは本当の優しさではない。けど菜央を突き放すことが出来
なかった・・悪いのは今更真琴が好きだと気がついた俺だと
悟る。

東次は朝から伝票のミスをしたことで上司から呼び出しを喰ら
う。篠田も一緒に吉井部長に怒られる。吉井は昇進を逃した
事で社員に当たり散らしていたのである。お前らが足を引っ張
っているという吉井に対して、篠田は我々は一生懸命やって
いると告げ職場に戻る。言うときは言わないと・・篠田は
してやったりとした表情を見せた。

真琴は退職届を出す。
上司は一切引き留める素振りも見せず、同僚の社員からは
嫌みまで言われる始末。しかし真琴は一生懸命やっていると
周りが見えなくなることもあり不快な思いをさせていたら
ごめんと社員に会釈し去っていく。

東次は帰宅すると昨日のことを親に言われる。
そんな時真琴が東次の自宅までやってくる。名目上先日雨の中
置いていった背広を届けに来たものであるが、彼女は神戸に
行くことを告げ彼の様子を気に掛けている。止める事が出来な
い東次は頑張ってというのが精一杯。向こうへ行っても無理する
なとして言葉を掛けるのだった。
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いよいよ最終回。
自分の気持ちは真琴にあると分かった今、その気持ちを告げる
ものの、例え気持ちが真琴に有っても一緒にいられれば良いと
考える菜央。果たして二人は上手く行くのか。

まぁ日本のドラマらしく最良の形という所なんだろうけど、
やっぱり東次の態度が曖昧で自分だけが幸せになるというのが
ちょっと小狡い気がしてくる内容だった。

どうやって別れるのか、そしてどうやって結ばれるのか。

千歳と仁科が結ばれるが、その時放った仁科の言葉が菜央を
直撃した様子。本当に好きな人同士が結ばれることの充実感
を仁科がうたった為に菜央も相手のことを第一に考えるように
なったようだ。

菜央が真琴に会いに行ったことで、真琴に火がついてしまった
感じ。真琴が何度も東次に会いに行く様が印象的で、見方に
よってはシツコイくらいなんだけど、それだけ彼女の決意が
見られたと思う。二年前と同じ間違いをしたくないから、もし
やり直せるならばここにいるという彼女。
東次の傍にいたい・・・ダメ?というセリフがなんとも切なく
広末涼子にそんな顔されたら絶対断れないなと思うばかり
だった。

結局実家にまでいざ二人で帰ろうとするときに、自分から
身を引いた菜央。人間は追い込まれるまでなかなか自分の
本音を証せないものだね。今更スペシャル版とか作られない
と思うが、ドラマとしては続きの話が作れそうなオチだった。

柏葉東次 / 堂本剛 (東協百貸・総菜担当)
佐伯真琴 / 広末涼子 (大道エージェンシー)
早川菜央 / 内山理名 (東協百貸・エレベーターガール)

千歳一 / 天野ひろゆき (桃陽軒)
仁科弘枝 / ソニン (社交ダンス)
藤枝徹 / 佐々木蔵之介 (大道エージェンシー)

篠田満男 / 金田明夫 (東協百貸・課長)
吉井修三 / 中原丈雄 (東協百貸・部長)
田宮 / 草村礼子 (社交ダンス)
俊江 / 氏家恵
森下愛美 / 石橋奈美 (東協百貸・エレベーターガール)
高橋美矢子 / 今井陽子 (大道エージェンシー)
斎藤 / 長谷川朝晴 (東協百貸・和菓子)
今井 / 蒲生純一 (東協百貸)

柏葉裕二 / 斉藤祥太 (弟・一浪予備校生)
柏葉弓江 / 市毛良枝 (母)
柏葉啓吾 / 角野卓造 (父・クリーニング店)

guest
太田緑・ロランス、佐藤礼貴、柄沢次郎

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)