女優登竜門デビュー
ケータイ刑事 銭形零
(2004年10月3日から2005年3 月27日/bs-i)

脚本/林誠人
演出/佐々木浩久
プロデューサー/田沢幸治、丹羽多聞アンドリウ





第1話 天才中学生登場!〜世界最大の難問・モリマーの最終定理殺人事件
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高村一平はシベリアに栄転になったハズが、日本に戻り交通課
で駐車違反の車の取締をしているのを柴田が目にする。
そんな中、自転車に乗った女子中学生の銭形零が二人の前を
通りかかり、自分の自転車に駐車違反の札を付けたのか?と問う。

零は日本科学技術大・助教授の広中数子の家を訪ねるも、約束
した3時に来たにもかかわらず、呼び鈴に応対は無い。裏庭に
周り部屋の中を覗くと、なんと数子が部屋の中で殺されていた
のである。零はすぐに柴田と高村を呼びに行くと、事件が起き
た事を知らせる。玄関のドアにも扉にも鍵がかかった状態故に
ガラス戸を割って鍵を開け中へと侵入する。
すると中では、紙が散乱しており、そこには複雑な数式が
書かれていた。

そんな中、零が持っていた携帯電話には、警視庁からの入電が
有る。警視総監が優秀な人物にしか与えない携帯電話を持って
いた事で零は、高村たちに不審がられるが、零は警察手帳を
見せる。しかし公文書偽造だとして逮捕されてしまう。
零は自分の祖父が警視総監であることを伝え、銭形家の四人目
の刺客だと知る。

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四代目刑事の銭形零は数学の天才児であり、事件解決に於いて
その才能を活かしていく。
目の前で殺害された日本科学技術大・助教授の広中数子は、
難題として有名なモリマーの最終定理を既に解いていたとされ
る形跡が見つかる。しかし実際には教授の磯部が検算のために
500枚に渡るレポート用紙を渡していたというが・・・

13歳の夏帆さんが主人公の銭形零。
銭形シリーズでも最も若いのだそうな。

演技力は正直ビックリする程酷いし、初代の宮崎あおいさんが
演じていた頃に比べると、アイドルらしい可愛いリアクション
を取らせすぎるところもあって、ちょっと安っぽさが出ている。

日本のアイドル好き向けに作成するのではなく、もう少し
上手く作れば良いのになと思う。素材としては問題ないほど
可愛いのだしね。

流石に円周率を使ったアリバイ工作とか、ダイイングメッセージ
とか相当無理が有ったし、展開としては漫画っぽさ全開だけど、
一応つぼを押さえている所が有るのは確かか。
漫画っぽさを如何に現実っぽく描けるのか、その辺のバランス
には配慮して欲しいところ。

銭形零 …… 夏帆
高村一平 …… 草刈正雄
柴田太郎 …… 金剛地武志
遠州理津 …… 佐藤二朗
「警視庁から入電中」ボイス …… 小林麻耶


磯部昇平 …… 小野寺昭 (教授)
広中数子 …… 宝積有香 (助教授)
堀口 …… 原圭一 (生徒)


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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