ベストドラマ100 (BSTBS 2004年7月4日放送) 脚本／林誠人 監督／佐々木浩久 プロデューサー／丹羽多聞アンドリウ、吉川厚志

004「ケータイ刑事銭形泪２ｎｄ
“BS初のミュージカル!! 〜歌って踊って殺人事件〜（前編）”」 

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鑑識の柴田太郎は、銭形泪と高村一平に対して、祟りなど信じ
るか?と尋ねる。高村は、祟りなど心の弱い人間がかかるものだ
という。柴田は鑑識という職業柄、自分も祟りなどは全て科学
的に説明がつくものだと思っているが、もろこし村で起きてい
るポン踊りだけは違うという。ポン踊りとは雨乞いの踊りで、
1950年代に村を襲った大干ばつの際に、村の伝統でもあるポン
踊りを踊ったところ、村の男三人が亡くなったという。25年前
にも同様にポン踊りを踊った後に三人の男性が亡くなったとの
事。死因は全て息詰まり・・・窒息死で、踊っている最中に
村人が見ている前で皆窒息死したものだとの事。しかし首もと
を見ると何かで締められたような跡が付いているという。
村人はそれ以来神の手様の祟りだとして封印しているというが
今年はまた干ばつなので、その踊りをする用意をしているとの
事だった。話を聞いているウチに、もろこし村は柴田の故郷で
ある事が分かる。
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ミュージカル仕立ての演出でもろこし村で起きる祟りの謎に
挑む。ポン踊りと呼ばれる雨乞いの踊りは、諸刃の剣の様な
もので、雨を降らすことは出来るが、逆にそれを踊ると三人の
村人が首を締められるような跡を残して亡くなっていく。

400年前に信長の家臣・丹羽一族によって滅ぼされた林一族の
生き残りが、この村に流れ着いたことで起きた事がそもそも
の発端。とうもろこしで有名なのも、その時村人によって
助けられた林一族のものが植えたことが発祥となっている。

一連の事件に人為的なものが関わっているとするのは良いと
しても、当時形状記憶の繊維などが存在するのかとか、この
ドラマの中でも動機を恋愛関係だとしているけど、50年前や
25年前での死に関しては、そんな動機は必ずしも存在している
とは限らない状況なので、その辺のこじつけには無理がある。

ただ伝説を利用して殺害を計画したというのならば分かるけど
ね。ただ伊集院の幽霊が出てきたところを考えると、伊集院
は死んでいなかったりして、死を偽装して何か企んでいるので
はないかと思わせるものがある。

ミュージカルと言っても少々お粗末なレベルのもので、
制服・黒川芽以ちゃんの可愛らしさと、物珍しさばかりを
楽しむべき内容だった。