ベストドラマ100
(BSTBS 2004年7月4日放送)

脚本/林誠人
監督/佐々木浩久
プロデューサー/丹羽多聞アンドリウ、吉川厚志





005 「ケータイ刑事・銭形泪2nd“ミュージカル歌って踊って
殺人事件後編”」 


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モロコシ村で雨乞いの踊りであるポン踊りを踊ると村人が窒息
死するという事件を知って村を訪れた、銭形泪、高村一平、
柴田太郎。そこで三人の目の前で団長の伊集院忠朗が亡くなり
そして試しに踊ってみた高村が死にかける。
しかしそれは高村が泪を騙すために仕掛けたジョークだった。
ゴムボールを脇に入れて脈を止めていたという。
そんな折り、輝子が川尻からプロポーズを受けていたことを
輝子は石亀に語り、少し迷惑だという感じを臭わせる。すると
石亀はオレがけじめを付けてやると輝子に約束する。

石亀はポン踊りの場で川尻に話を付けようと近寄るが、踊って
いた二人は突然二人とも亡くなってしまう。またしても首に
は人が手で締めたような跡が見つかる。村長たちは祟りではな
いかとするが、高村はこの事件は輝子が犯人だと告げる。
高村は輝子が石亀にプロポーズの件で話をしているのを見たと
し、互いに好意を寄せている事を利用して殺すようし向けた
のではないかという。石亀と川尻は二人で首を締め合い同時に
死んだのではないかとするが、泪はそれは無理ではないかと
突っ込む。
そんな中で、輝子はまるで男心を弄ぶ魔性の女のように言われ
たら、自分は生きていけないとして、舌をかみ切りその場で
倒れて亡くなってしまうのだった。村人達は警察の横暴によっ
て死んだのだとして、村から出て行くよう詰め寄る。

仕方なく三人は村はずれの川沿いにテントを張って眠ることに。
この辺には毒のサソリが出るために、柴田は特性のお香を
たく。泪たちはテントの外で誰かの声を聞くが、意識を失う
ようにして眠ってしまうのだった。
翌朝起きていると、川が無くなっている事に気がつく。

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いよいよ後半。
銭形史上初のミュージカルというフレコミだけど、殆どミュー
ジカルになっていないところはご愛敬なのか。

銭形シリーズ独特のノリみたいなものが存在しているのであろ
う展開で、3作目まで来ると最早普通のドラマでは飽き足らな
くなったので思わずやってしまったっていうかんじなのだろう
か。

状況的には相当無理が多く、BSでアイドルのドラマだからこそ
許されるような内容。制服着ていれば何でも許してしまえそ
うな雰囲気はあるな。

村人達が客人達の目の前で不自然にも色恋沙汰を演じていたり
して、前編から不自然だとばかり思っていたけど、その辺の
流れも、オチへと繋がっていく。

ポン踊りの意味が果たしてなんなのかというのが、今回の
ドラマの全て。柴田さえも一連の計画に関わっているという
事で不正に手を染めているのかと思わせるものが有り、
その辺で少し心を揺さぶられるものが有ったかな。

銭形泪 …… 黒川芽以
高村一平 …… 草刈正雄
柴田太郎 …… 金剛地武志
「警視庁から入電中」ボイス …… 小林麻耶


足利輝子 …… ひふみかおり (伊集院に好意を寄せていた)
伊集院忠朗 …… 若林幸樹 (もろこし村青年団・団長)
石亀信房 …… 石山博士 (村人)
川尻秀隆 …… 加藤賢崇 (輝子にプロポーズ)
毬藻美香子 …… 大津年金手帳 (長老)
難波清張 …… 諏訪太朗 (もろこし村・村長)

ダンス村人 …… おやじダンサーズ
安蒜幸江、井野瑞希、大漉真実子、大高有希子、大橋悠子
押切彩乃、佐藤志帆、鈴木晶子、清友陽子、康本雅子
江黒和弘、城間文宏、鈴木祥高、豊田純次、池永健太、池田佳史
今井祐子、江島裕二、大滝麻紀子、沖野竜也、鴨下佳昌
北山ひろし、才藤了介、鈴木明伸、関鉱治、田林清美
中野渡大土、西尾景子、野村健一郎、久田幸恵、平川文人
福原拓也、藤森千代子、三浦愛、横山大樹、横山美智代
渡辺さやか


評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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