ベストドラマ100

脚本/林誠人
プロデューサー/丹羽多聞アンドリウ、吉川厚志
監督/三原光尋





008 ケータイ刑事・銭形泪2nd“シベリア超特急刑事最終決戦
ケー刑事VSシベ超 〜水野晴郎を迎撃せよ!〜

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柴田から、夜中に目を覚ましたら軍服を着た男が玄関の
外に立っており、ドアの下に
チケットが入っていたという。
シベリア超特急のチケットだった。そのチケットを手にした
途端何処からともなく機関車が現れ、突然その中から閣下と
呼ばれる男が出てくる。そして泪たちな作戦命令書が手渡され
る。そこには
"水野晴郎を迎撃せよ"というものだった。
それと同時に突然警視庁から入電があり、水野晴郎が行方不明
になっているという報告が入る。

早速関係者に会うためにスタジオにいくと、映画プロデューサ
ーの
丹羽多文から、明日から映画の試写会が始まるのに、
三日前から
水野晴郎が居なくなっているという。マネージャー
富ヶ谷美香子は、水野は出かけるときにはマメにスケジュール
を話していく人なのだという。
美香子が居なくなった後、丹羽から三日前に水野と美香子が
喧嘩しているのを目撃したという。美香子が飼っている
マリモ
の水槽の中に水野がメダカを入れたために、二匹のマリモの
ウチ一方が食べられてしまったというものだった。美香子は
水野を人殺し呼ばわりし、敵を取ると言っていたのだという。

美香子の家に行く。
柴田は勝手に部屋の捜索を行う中、来客が有る。
クリーニング屋の男は、美香子のドレスを届けに来た訳だが、
あの日の血は無事落ちたと語る。玄関に置いてある傘立ての
中の傘の先にも血がベッタリと付着しており、すぐに調べると
水野氏の血液だと判明する。
すぐに美香子の家を調べると、床からはルミノール反応が
出て殺害現場であるだろうと推察。美香子に問いつめるが、
証拠は有るのか?と問われ、遺体が無い限りは証明できない
とし、第一一人でこの部屋から遺体を運ぶのは無理だという。
そんな折り、来客がありスーツケースの修理屋がやってきて、
ケースに付着していた血の染みを綺麗に拭き取っておいたこと
を語る。

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銭形泪シリーズと水野晴郎プロデュースの映画「シベリア超特
急」シリーズのコラボレート作品。ちょうど映画の公開に
合わせて作られた物なのかな。
正直「シベリア超特急」シリーズ自体を見たことがないので
よく分からないけど、あのチケットが届くと、そこに列車が
現れるという段取りが有るのだろうか。
既に二人は既視感を持って接していたので、過去にもコラボレ
ートしたことがあるのかな。

内容自体は大したことはない。
最後のサプライズ感を一度ではなく二度演出したかったような
内容で、映画の番宣色が強い物。その辺は映画好きの水野晴郎
さんが助言したのだろうね。

わざわざ分かりやすいようにマネージャーが殺したように
誘導していく流れだけど、本当に殺していたのであれば、砂の
中から骨くらいは見つかるだろうし、それをやらずに推論だけ
で犯人扱いしてしまうというのも、やや刑事物としては弱いか。

銭形泪 …… 黒川芽以 (刑事)
柴田 …… 金剛地武志 (鑑識)


富ヶ谷美香子 …… 氏家恵 (マネージャー)
映画プロデューサ …… 丹羽多文
本人 …… 水野晴郎

佐藤二朗、西田和昭、中野ダンキチ


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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