離婚弁護士

脚本/田渕久美子(1)、林宏司(2)(3)(4)(5)(7)(8)、武田樹里(6)

http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/rikon/index_frame.html


第8話 父と娘と不倫の慰謝料


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紀三郎の娘・博美がデパートのマネージャーとして雑誌に取り
上げられる。今度そんな娘と二人だけの誕生日会を開くとして
店探しに苦労していた紀三郎。
この日貴子の様子がおかしかった。眉間に皺の入った表情。
何かと思えば親知らずが痛み出した彼女は歯医者を予約して
いたのである。
その帰りに山岡哲治から紹介された依頼人と接見する。
依頼人はなんと紀三郎の娘、博美。彼女は絶対に父親には知ら
れず相談に乗って欲しいと頼まれる。
彼女は現在上司の宮本勝也と肉体関係こそ無いものの恋愛の
関係にあり、夫の不倫を疑う妻・宮本雅子から慰謝料を請求
する内容証明が送られてきたのだという。相手も弁護士を立て
てきたので自分はどうすれば良いのかという事を相談に来たの
である。

博美から大介を伴い改めて詳しい情報を聞きに行く貴子。
彼女は相手が離婚するまでは貞操は守ると決意し、彼の誘いを
断り続けていた。不貞行為は肉体関係の有無が大事であり、
その行為に及んでいない彼女が慰謝料を払う必要がない事を
告げる。法律は気持ちの事にはノータッチであり、好きな気持
ちだけでは不貞行為とは言えないのだと告げた。
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不貞行為とはどんなものを指すモノなのか。

一晩だけの関係では認められないとか、気持ちだけでは認めら
れ無いなど、法律上の解釈を上手く説明するような展開に
なっている。

不貞行為を訴える妻に対して一つ一つその容疑を潰していくと
いう、ドラマとしては地味な展開が用意された。
几帳面な人でないと、過去に何処にいたとか分からないよな。

しかしドラマの中に出てくるこの上司がまた情けない。
体だけの関係を求めていた事が明らかで、部下達に色々と手を
つけており、体裁のためなのか今の妻とも別れないという。
戸田菜穂に迫られたらどう考えても人生の全てを投げ出すよな
と。

父親である紀三郎に相談したくなかったのは、何時までも子供
扱いするためのものなのか、それとも必要以上に心配する
為のものだろうか。
誕生日に予約しておいたレストランに娘が来ないという展開が
やや不自然にも見えた。娘の気持ちがイマイチよく分からなか
った。

博美は相手の男性が色んな女に手を出しているのを知っていた
訳だけど、それが自分の同僚だと言うことは分かっていたのか
な。奥さんが職場に乗り込んできたとき、後で同僚が謝って
いたけど、この時もう少し驚いても良かったような気がする。

最後の貴子の歯を使ったオチは林宏司さん担当の話とは
思えないほど砕けていたな。

間宮貴子(弁護士 34歳):天海祐希
本多大介(アシスタント 23歳):玉山鉄二
吉田香織(受付嬢 23歳):ミムラ
柳田俊文(弁護士 34歳):佐々木蔵之介
山岡哲治(弁護士 42歳):陣内孝則(特別出演)
井上紀三郎(パラリーガル 61歳):津川雅彦
村井奈津子(「月の涙」店長 29歳):久我陽子

guest
井上博美:戸田菜穂 (紀三郎の娘・デパートマネージャー)
高沢博之:生瀬勝久 (弁護士)
宮本勝也:春田純一 (博美の上司。不倫)
吉野美穂:星野有香 (博美の同僚)
宮本雅子:宮地雅子 (勝也の妻)

志賀廣太郎 、木内友三

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