離婚弁護士 脚本／田渕久美子(1)、林宏司(2)(3)(4)(5)(7)(8)(9)、 武田樹里(6) http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/rikon/index_frame.html

第9話 忘れられない男

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ある朝、香織は貴子がホテルから出てくるのを目撃する。
まさか朝帰りとは・・。
事務所で貴子に誰にも言わないと合図を送るが次の瞬間、
事務所にやってきた山岡に全てを話してしまう。山岡は驚き
遠巻きにその事を質問するが核心に触れることは出来なかった。

そんな折、依頼人がやってくる。
9年前から行方不明中の夫・葉山芳樹と離婚し、今の恋人・
木村誠と籍を入れたという女性・葉山留美。
9年前には芳樹はIT関連の企業経営し羽振りが良かったのだが、
事業を拡大したツケが祟り、経営破綻し、家族に迷惑を掛け
たく無いとして置き手紙を残して居なくなったのだという。
3年後に今の彼・誠と出会い子供・真希を産むが、離婚しない
まま出生証明書を出すと前の夫の子供になってしまうために
これまで出さずにいたのだという。しかし今年小学校への
入学を機にどうしても戸籍が必要になってくるので、前の夫
との関係を清算し、籍を入れたいのだという。

取りあえず貴子達は、芳樹が失踪しているという事実を確認
するために調査し、そして裁判を起こせばいいことを告げる。
公示送達という制度があり、失踪した夫に裁判を行うという
公知をするものだという。二週間後に裁判を行えばこのケース
ならばすぐに離婚は成立するだろうとの事だった。また子供の
出生証明書に関して、産んだ病院で証明書を発行してもらえば
良いと告げる。
早速仕事に取りかかる貴子と大介。紀三郎や柳田は、遺産相続
の件が手一杯でとても加勢できそうには無かった。
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今回は戸籍に関する話だった。

出生証明書は産まれてすぐに提出しなくても良いものなのか
と思うのと同時に、籍を入れたまま届け出を出すと、父親が
違っても法律上戸籍が優先されるのねと気づかされる話だった。

失踪者との離婚のケースは他のドラマの中で見たことがあった
ので知っていた。
ただドラマとして面白く作ってあったのは、失踪され残された
妻の気持ちにスポットが当たった点だと思う。

南果歩の演技を見ると、まだ元の旦那に気があるのか思わせる
が、実際には気持ちにケリを付けたいのではないかという事。
いつも集まる「月の涙」で山岡が導き出した答えだけど、
この気持ちが何故分かったのか、もう少し掘り下げても良かっ
た気がしないでもない。

病院のカルテの件は滑稽そのものだった。ダンボールの箱の
外にカルテの年月日が書かれているのだから、目的のカルテを
探すのもそんなに難しい感じでもないよね。
寧ろこのカルテが無かった時、出生証明ってどうなるのかな
という気がしてならなかった。

間宮貴子（弁護士 34歳）：天海祐希
本多大介（アシスタント 23歳）：玉山鉄二
吉田香織（受付嬢 23歳）：ミムラ
柳田俊文（弁護士 34歳）：佐々木蔵之介
山岡哲治（弁護士 42歳）：陣内孝則（特別出演）
井上紀三郎（パラリーガル 61歳）：津川雅彦
村井奈津子（「月の涙」店長 29歳）：久我陽子

guest
葉山芳樹：小木茂光
葉山真希：小池梨緒
葉山留美：南果歩
木村誠：池田成志

佐戸井けん太、笑福亭松之助、ト字たかお、小池梨緒
九太朗、田中允貴、古川真司、及川治芳

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)