1リットルの涙 5話

脚本/江頭美智留、大島里美、横田理恵
出演/沢尻エリカ、薬師丸ひろ子、錦戸亮、成海璃子、藤木直人
陣内孝則、真田佑馬(ジャニーズJr)、三好杏依、松山ケンイチ
佐藤重幸、小出早織、水谷百輔、松本華奈、橋爪遼、葵
川原真琴、遠藤雄弥、星野奈津子、佐藤祐基、兎本有紀、勝野洋

http://www.fujitv.co.jp/tears/index2.html

沢尻エリカの病状が確実に進行を見せる中、夏休みも終わって
新学期が始まると同時にそんな彼女の姿を見て周りの反応を
見比べてみた話し。

障害者という言葉の響き、娘が特別視される事への拒絶反応、
足を引きずる娘を目の前にしても認めることが出来ない障害者
という現実に、世間からの冷たい反応に対して恐怖を抱いて
いる様子が家族のやりとりの中から見て取れる。

冷たく見える周りの視線だったり、逆に暖かく感じる人間の
助け合いだったりを経験していく中で、障害者と言うレッテル
を貼られる事に対して、劣等感で捉えられがちな考えを改め、
全てを受け入れる覚悟を持って生きていこうと決意を見せる。

錦戸亮の父親である勝野洋が息子に彼女との関わりを見せること
を辞めるよう示唆したことや松山ケンイチとの関係を始まる
前から精算した事でも分かるように、今後更に病状が悪化していき、
周りからの厳しい視線が強まる中で、これまで有る程度の偽善を
持って付き合ってくれた友達も離れることなくサポートして
くれるのか。

自分の目の届かないところで兄を亡くしてしまった事に対して
今度こそは自分の目の届く範囲で見守りたいと思っている
錦戸亮の存在がそんな悲しいストーリーの唯一の安らぎの存在だ。
彼だけは病気の現実を知っても離れないと分かっているから、
とても安心できる。
そんな彼と話し合いをしている間は何か病気の現実を忘れそうだ。

評価:★★★★☆

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