これまで沢尻エリカが障害者になる事に対して、本人と両親が
受け入れるまでを描いてきたが、今回は弟妹たちがそれを
受け入れるまでを描いた話。

偏見や差別の視線を送る人たちがあからさまな態度を見せる
ところがアレな訳だけど、ドラマらしく如何にも見やすくなって
いたので良かったかな。

成海璃子の芯の強そうなところが上手い具合でかみ合い、
ドラマとして主張すべき事を上手く代弁した。彼女の主張する
姿に無理がなく、かなりの好演だったと思う。

また陰の主役である錦戸亮の存在感がもの凄く、沢尻エリカの
事情を知っているだけに、彼女の苦悩を受け止めつつも自然体
なままでつきあいを見せる姿が印象に残った。
そんな彼に好意を寄せている葵との三角関係が面白い要素として
存在しているので、もう少し今のままの状態を引っ張っていって
欲しい。

"同情"を悪い方に取らずにあくまでポジティヴに取ろうとする
展開もまたドラマとしては見やすくなっている。

評価：★★★★☆