相棒 シーズン4

チーフプロデューサー - 松本基弘
プロデューサー - 島川博篤、西平敦郎
脚本 - 戸田山雅司

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_04/


第12話 緑の殺意

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女性向けの雑誌イベントでオーガニックレストランの東京進出
を記念してプレオープンイベントが開かれる。
右京と薫はたまきに連れてこられる。
このイベントを牛耳っているのは、ネイチャーフードcorp.の
社長・川端敏臣。シェフは久保寺太一、食材は野崎春菜が経営
する無農薬農園のものを使っている。

右京は春菜が来ていることに気がつくと声を掛ける。薫は彼女
の名前は何処かで聞いたことがあり尋ねると、昔アイドルを
していたとの事。

シェフの久保寺から一言挨拶のコメントが有る中、社長は途中
で部屋から退出する。
いよいよイベントが終わり帰宅しようとすると、薫はトイレに
立ち寄りたいと告げる。薫はトイレの前に清掃中の札が掛けら
れているのを知って用を足すのを諦めようとしている中、
突然社員の一人が血相を変えてやってくる。社員に連れられて
行ってみると社長・川端が階段から足を滑らせ首の骨を折って
亡くなったのである。すぐに右京もやってきて、鑑識が入る事
になる。

死因は首の骨を折ったことだった。しかし川端は急いで何処に
行こうとしていたのか?
薫はハンカチを手にしていることからトイレに行こうとして
いたのではないかと推察する。しかし清掃中だったので非常階段
を使って下の階のトイレを利用しようとしたのではないかと。
トイレを調べに行くと未だに清掃中の札がかけられていて、
意図的に社長を非常階段に追い込むための罠ではないかと疑い
始める。
スタッフが撮影していたVTRが有ることが分かり見てみると、
確かにスピーチを中座して出て行く社長はトイレに行きたがって
いる様子だった。
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遠隔殺人、未必の殺意

実際に手がける者ではないが、相手の人間が死んでも良いと
思っている心理状況をそう呼ぶのだという。
そんな心理状況を果たして立証して、刑罰に持ち込むことは
可能なのか。

容疑者はシェフと春菜

シェフとは被害者の間には、冒頭から契約問題で言い争いして
いる姿がある。
この社長、相当悪評の有る人物で、彼が死んだと見るや契約は
無効だと訴えるものたちがネイチャーフードcorp.に訪れていた。
また彼の経歴を見ると芸能関係の事務所を開いており、担当
するアイドルと出来てしまいクビになった過去がある。

被害者は何故トイレに駆けつけたのか?

当初は蕎麦アレルギーが疑われるも、結果としてはネギアレル
ギーだという事が分かる。胃の内容物のリストを鑑識が出して
いたけど、ネギ、又はチャイブが口に含まれていた形跡は無い。

かなり強引な推察、そして相手の良心に訴える展開。

元々無理のある立証だったので、今回はその場で逮捕ではなく
自首するよう薦めるような流れ。ただ自首してもこれが裁判の
場で有罪だと立証できるのだろうか?

ネギを食べていないという状況の中で、春菜を疑うというのは
ちょっと強引ではないかという気がする。


杉下右京 …… 水谷豊
亀山薫 …… 寺脇康文 (警視庁の運転免許試験場)
奥寺美和子 …… 鈴木砂羽 (帝都新聞社会部記者)
宮部たまき …… 高樹沙耶 (小料理屋"花の里"。元右京の妻)

伊丹憲一 …… 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦 信輔 …… 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢 守 …… 六角精児 (鑑識課)
角田 六郎 …… 山西惇 (組織犯罪対策部)
内村 完爾 …… 片桐竜次 (警視長)
中園照生 …… 小野了 (警視正)
小野田 公顕 …… 岸部一徳 (警察庁/警視監)
西肇 …… 六角慎司 (捜査第二課員)
芹沢慶二 …… 山中崇史 (捜査一課。伊丹の後輩)

大木長十郎 …… 志水正義
小松真琴 …… 久保田龍吉

野崎春菜 …… 七瀬なつみ
久保寺太一 …… 小林隆
川端敏臣 …… 菊池隆則
伊東麻美 …… 池津祥子
倉持隆弘 …… 内田健介

平田康之、妹尾正文、西井里佳、佐和タカシ、大塚和彦
足立学、宮沢天、友田安伊子


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