相棒 シーズン4 チーフプロデューサー - 松本基弘 プロデューサー - 島川博篤、西平敦郎 脚本:林誠人 http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_04/ |
第18話 節約殺人
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浅田裕久の事を後から陶器で殴りつける女性・松原宣子。
死んだことを確認すると彼女は110番に自ら通報し、人を殺し
ましたと告げる。
特命係では薫が最近話題の節約主婦の松原宣子の事を口にして
いた。そこに角田がやってきて彼女が人を殺したことを聞く。
現場に行く右京達はそこで宣子から話しを聞く。雑誌の取材が
入っているので9時に家を出たが、忘れ物が有って一度家に戻
った際に夫・真澄をナイフで刺す男の姿を目撃したという。
あんたの亭主がオレのことを強請ったと口にし自分にも襲いか
かって来たので、陶器の器で彼の頭を殴りつけたとの事。
話通りならば正当防衛が成り立つという。
しかし一体真澄は浅田の何につけ込んで強請ろうとしていたの
か。
被害者のポケットから携帯電話が出てきて10時20分に最後の着信
が来ている。宣子は番号を見ると主人の携帯電話の番号だと
いう。更に現場に落ちている携帯は女性モノの携帯電話だった。
女性と写る浅田の姿が待ち受け画面に有った。
そんな中、更に殺人事件が起こったと電話が鳴る。
雑木林で見つかった女性の遺体は、先程の待ち受け画面の女性
である事に気がつく。被害者は馬場香織(26歳)。刺殺されて
おり死後2日経っている。米沢によると失血死で10cm程度の果物
ナイフだろうとの事。しかし何故真澄が女性の携帯を持っていた
のか?
捜査の結果、浅田には妻が居り、香織とは不倫関係で有る事。
香織には新しい恋人が出来ていたことが分かる。
それを踏まえて別れようとしていた香織のことを浅田が殺害し
その場面を真澄が見ていて強請ろうとしていたのではないかと
推測する。
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★現場に残されているいくつかの不自然な証拠
脅している相手の着信履歴が残されていたこと。普通は非通知
で掛けるだろうという。
家に飾られている古伊万里の柿右衛門の陶器と、安い陶器の関係。
犯人のポケットに有るナイフの鞘が刺されたナイフとサイズが
合わないこと。
★更に出てくる不自然な言動
駅とは逆方向に歩いていく姿。
夫が殺害された翌日に仕事にいく姿。
仕事に関してはテレビ局からの依頼ではなく、自分から仕事を
したいと願い出ていたこと。
★殺害現場とアリバイ
アリバイを崩す話はとても面白いもの。
容疑者の宣子は、一つ前の駅・東雪谷駅で降りて歩いて帰ると
いうのが日常化している。ただあんまり遅くに女性が一人で
歩いて帰るというのも、節約とはいえあまり感心できないかも。
スーパー"アルス"で購入したレシートがアリバイの証明と
なりえるのか?
★やや説得力に欠ける展開か?
ナイフの大きさに気がつく辺りは少々無理がある気がする。
ナイフに関しても幾ら自分の範囲内に置きたいとしても
気がつく物だろうか?あのナイフが見つかっても自供しない限り
証拠にはならないかも。
★たまきは3円の為に隣町のスーパーへ。
これが一番納得いかないかも。
たまきは右京のことを意地悪な正論だとするけど、右京が正しい。
ちょっと3円で隣町まで行くっていうのがねぇ。
★殺人こそ人生で一番の無駄遣い
一応綺麗なオチかな。
杉下右京 …… 水谷豊 (特命係)
亀山薫 …… 寺脇康文 (特命係)
奥寺美和子 …… 鈴木砂羽 (帝都新聞社会部記者)
宮部たまき …… 高樹沙耶 (小料理屋"花の里"。元右京の妻)
伊丹憲一 …… 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦 信輔 …… 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢 守 …… 六角精児 (鑑識課)
角田 六郎 …… 山西惇 (組織犯罪対策部)
内村 完爾 …… 片桐竜次 (警視長)
中園照生 …… 小野了 (警視正)
小野田 公顕 …… 岸部一徳 (警察庁/警視監)
西肇 …… 六角慎司 (捜査第二課員)
芹沢慶二 …… 山中崇史 (捜査一課。伊丹の後輩)
大木長十郎 …… 志水正義 (組織犯罪対策部)
小松真琴 …… 久保田龍吉 (組織犯罪対策部)
松原宣子 …… 伊藤かずえ
松原真澄 …… 平良政幸
浅田裕久 …… 光宣
馬場香織 …… 後川佳織
岡村洋一、永田恵悟、鈴木みさと
評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)