一時間、丁寧に葬式を演出した感じで、悲しむ家族の模様を個々の役割に
応じて描いた話し。

母親としての決意をした綾瀬はるかが実務を担当し、子供達の前で勇気
有る行動を見せた杉浦直樹が、影ながらも離れかけた一家を纏める為の
アドバイスをする。
竹中直人は妻の死を直視できず悲しみに暮れ、神木隆之介は、決して妻の
死と向き合おうとはしないそんな彼に最後に対面させる為の仲介役を演じた。

市原隼人はやや影が薄かったかな。

ファンの方には申し訳ないのですが、母親の死を見てすすり泣く時に
発する台詞のトーンが、その場の雰囲気とはかけ離れていたのでやや不満
が残ったΣ(・o・;)

悲しみから再生へ。
再び一家が前向きに歩んでいこうとする決意を表明する中で、神木隆之介
の繰り返される"世界平和"の発言が気になるところ。
今までにも有ったような人と人とを繋ぎとめる仲介役が彼に託された天命
なのだろうか( ´△｀)


評価：★★★☆☆