次男・速水もこみちが仕事でクビになり、将来についてあれこれ
模索する話。

将来について悲観している速水もこみちに対して家族や恋人の声
は全く届かない。しかし幼いときに見ていた父親の背中というの
は、そんな家族の言葉以上に彼を更生させるのに説得力を持って
いた。

玉山鉄二のエピソードにも父親に対する子供たちの共通する思いを
ちらつかせて、周りから囲むようにして父親の存在の偉大さ感じ
させた。
こういうときこそ男親の必要だと思わせる瞬間なのかもしれない。

最後に兄弟での団結する姿は確かに涙ものなのだが、その過程に
於いて、速水もこみちの更生までの描写はこれまでの話の展開で
描いてきた事なのに、再び同じ様なことをしてしまった感じが
してしまう。

ついにネタ切れか?
しかし安定した楽しさが有った事は確かだ。

余談な事だがこの家庭、3人も働いている人が居るのに、常に
家計が赤字だと言っている理由は何だろう。三男の教育費が
そんなにかかっているのだろうか?

評価：★★★☆☆