これまでの展開の総決算。
各々のキャラクターの特徴をそのままに、このドラマらしい最後を
演出した感じの展開だった。

新しく家族の一員になる国仲涼子に対して言った"いくら言い争いを
しても家族ならばその絆が揺らぐことはない"という言葉が象徴する
ように、このドラマの中でも何度も家族・兄弟が喧嘩し有って、
その都度絆を確かめ合う話ばかりで構成された。

今回もそのスタンスをそのままに、何処を眺めても人間対人間の
ぶつかり合いが一種のコミュニーションとして存在し、喧嘩する
ほどにドラマでは家族という事を強調した演出が為されたと思う。

恋愛の要素にしては確かにお粗末な部分がある。
互いの事を何も知らずに結婚するのではないかという不安感。
玉山鉄二が今回見せたように、繰り返される自分勝手な主張。
彼の性格なので今後も同じ様な展開が繰り返されると思うが、
その都度喧嘩し有って問題を解決していけば良いのではないか
という安心感もまた存在する。
彼の性格は変わらなかったが国仲涼子がそんな家族の一員として
自分の主張を言えるようになったことが、今回ドラマとしての
大きな成長なのかもしれない。

月9の「危険なアネキ」と似ているようなテーマ性をもっていた
けど、その出来には偉い違いが有りましたね。

ところで長男夫婦が実家に居座るようだけど、実家でクリー
ニング屋を継いだのは次男な訳だし、次男が結婚したら長男夫婦
は出て行ってくれるのでしょうか?+_+)


評価：★★★☆☆