初めは奥菜恵自身、キスの意味がよく分からなかったと思う。

唐突な感じがした奥菜恵のキスの意味を今回克明に描いた話し
であり、少しずつそんな意味を明確にしていく展開はよく
出来ていた。

互いに芸術家気質を持っているためか、本木雅弘と奥菜恵は
惹かれ合い始めた。芸術家故の寂しさを吐露して心情を告白
する辺り、そんな様子が伺い知れたし、その流れも自然だった
ように思う。
本木雅弘の心情がナレーションで語られてしまうところも
面白い演出だ。

全ての事実を佐々木蔵之介や瀬戸朝香に語ることから、誠実さ
は見て取れるが、少しずつこの恋愛に没入し、何処から本気の
恋愛になっていくのか。

瀬戸朝香と要潤の間にも、過去にも現在にも本木雅弘の知らない
彼らが存在していきそうだ。

取りあえずそんな状況を今後も様子見かな。

評価：★★★☆☆