今夜ひとりのベッドで 6話

脚本/龍居由佳里
出演/本木雅弘、瀬戸朝香、奥菜恵、要潤、明星真由美、猫背椿
北条隆博、サエコ、中園友乃、羽田美智子、佐々木蔵之介

http://www.tbs.co.jp/hitorino-bed/

何故このドラマの視聴率が伸びないのかよく分からないくらい
展開としては面白くなってきた。

大事なときこそ家族を勇気づけて側にいたいと考える瀬戸朝香と
心配をかけたくないという思いから大事なことをひた隠しにする
本木雅弘。

互いに好き合っているのだけど、家族や家庭に対する考え方の
違いが表面化し上手くいかない様子を上手く描いた話だった。

両者にそれぞれ言い分は有るものの、最も話し合うべき人に
知らされない事実と、赤の他人であるからこそ素直に心情を告白
できるという現実が、二人の関係を遠ざける結果となってしまった。

瀬戸朝香の知らない本木雅弘の事情を奥菜恵の方がよく熟知して
いるという皮肉と同時に、彼女の知らない冷めた人格を持つ
もう一人の本木雅弘の存在が、孤独感を嫌う瀬戸朝香にとって
決定的なものを感じたのかもしれない。

今回本木雅弘が成長の過程に於いて、このようなクールな
立場を取るに至るようになる家庭の事情が詳しく描かれた事は
非常によく演出されていた。

要潤は有る意味核心を突くキャラクターとして上手い具合に存在
していると思う。
瀬戸朝香以上に本木雅弘の事を知っている事実が、彼の存在を
程よく引き立たせている。

今回佐々木蔵之介の本性がついに出てきたか?
本木雅弘ではなく真っ先に瀬戸朝香に電話をかけた事実と、
友達以上の気遣いを見せる展開は、今後を予感させるようで
面白くなりそうだ。

評価:★★★☆☆

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