救命病棟24時 11話 -最終回-

脚本/福田 靖

出演/江口洋介、松嶋菜々子、香川照之、京野ことみ、小栗旬、大泉洋
川岡大次郎、MEGUMI、小市慢太郎、深浦加奈子、鷲尾真知子
渡辺典子、山口美也、石黒賢、平田満、仲村トオル

http://www.fujitv.co.jp/kyumei/index2.html

震災後63日目。
今一度、医療従事者たちの食中毒を理由に職場で働く人員を不足させて、
震災真っ直中の救命病棟の様な状況を作り出した。

正直なところ、最終回は一度緩んでしまった緊張の糸を再び作為的に
引き締めに図った感じがして、当初の緊迫感は失っているし、このドラマの
テーマでも有る都心に於ける震災被害からはやや外れてしまった感じが
しないでもないΣ(・o・;)

展開自体はこれまでの10話の中でやってきた事の繰り返しで、目新しい
ものは無かった。
海外の医療関係者の受け入れを拒む官僚と市民の代表である議員・仲村トオル
の対立を通して、現場と卓上での温度差を抓り、復興の力は市民が支えている
という結論を持って終了した。

視聴者の中には神戸の震災の際、年齢的な理由や部外者的な視線で見守り
復興の際に微力の力さえも与えられなくて、悔いた人も多いと思う。
今回小栗旬が自らの力の無さに何も出来ずに地団駄を踏む場面が印象的で
したが、そんな彼が医療従事者として戻ってきたことは、有る意味そんな
人たちへのメッセージが込められているのかもしれないですね(´ω`=)

無難に面白いドラマでしたが、結末がしりつぼみになってしまうのは、
今の日本ドラマの限界なのかなという気がします( ´△`)

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