エピソードが整理し切れていない訳ではないのだけど、
色んな思いが交錯しすぎて一言では感想を書きづらい内容だ。
簡潔に書くことを目標としている我がblogにしては実に辛い。

今回、体面ばかりを整える事に必死になった亀梨和也が、
そんな事に現を抜かして、想い出に残るような文化祭を自ら
演出できなかった事。押しつけられた形にはなったものの、
山下智久や堀北真希が充実感溢れる形で、クラスの出し物に
集中できたことに羨ましく思うような話しであった。

これまで彼の内面はナレーションという形で語られる事が
多かったが、その内面は実に乾いた感じで学園生活や人間関係
を見つめていた。しかし今回の一件でそんな現実を亀梨和也自身
が認識し、正そうとしている事は少なからず収穫のある展開
ではないかな。
弟がそんな兄の本性・本質を見抜いている所も凄かった。

意外なことに堀北真希の父親が文化祭に顔を出した。
血の繋がりのある母親ではなく義理の父親である彼が出席した
事がまた複雑な思いを描いた形になったのだが、過去に於ける
エピソードの使い方がどうも引っかかり違和感を覚える。
堀北真希は過去にも一度そんな父親に歩み寄っている事実が
あり、臆病になっていると推測されるが、過去に於ける
エピソードは寧ろ堀北真希が義理の父親に向き合おうとし
ない現実が合った方が展開としてはわかりやすかった。

3人の幽霊に関してはご愛嬌と言ったところか。

しかし相変わらず正体不明の女性が暴れている様子。
この人も又、亀梨和也同様に外面をよく見せている人だと思うが
果たしてそれが戸田恵梨香なのか。

評価：★★★☆☆