良いドラマでしたね。今季の中で一番見応えがあったかも。
最初から最後まで物語が面白かったドラマは久しぶりかもしれない。

人気者になることが本当に良いことなのか。
他人の為に何かをしているときの自分は最も輝いていて、自分が
自分らしく居られるという、これまでやって来た事への結論や成長
を見せつつ、ドラマではそれを気づき・気づかせてくれた本当の
友人との別れを演出した。

投げっぱなしで終わると思っていた柊瑠美や戸田恵梨香のエピソ
ードにも今回フォローの手を入れて構成していたし、その中の
台詞はどれも各々のキャラクターの成長を感じさせるには
十分なものだった。

細かいエピソードが作為的なものばかりなのだが、そんな作り話
にもキャラクターにも一切嫌悪感を覚えない所が凄い。

真の友達と付き合いだけの友達の違いも明確に表現できていたので、
これだけドラマの人間関係にも厚みが出てきたのでしょう。
友達は作ろうと思って作れる物ではないという言葉がよく分かる
作りだった。

評価：★★★★☆