大切なものというのは、とかく失う直前、または失ってからでしか
分からないというケースは有るかと思うが、台風を機にそんな気持ち
を思い出させて、暴風雨の中、プチタミを守るために奔走する話し。

既にプチタミ営業を開始すると同時に決意したものだと思って
いたが、この時期に来て再びプチタミに対する思いを三人の中から
見せられるとは思わなかった。

しかしリセットするが毎回のように強調される中で、プチタミに対する
三人の絶対的に固執する思いがイマイチ伝わりづらい。

解れた糸を結びつけるようにして台風の中で結束感を強めるという
意味では良い演出なのだが、もしかしてプチタミが大切なものだと
認識出来なければ、この店がどうなろうとも諦めるつもりだったの
だろうか?
そう思わざるを得ないくらい、三人の行動は明らかに遅く不自然な
くらいのルーズさが有った。

最もしっかりしていなくてはならないキャラクターである石黒賢も
また子供の件をダシにして再びグダグダ言い始め、中島知子と
意気投合して良い雰囲気になっているようでは、支えるべき主柱が
居なくなるようでグダグタ感を生じているのではないかな。

結局いくつもの性格の人物を並べ立てたところで、共感すべき人物
がドラマの中に居ない事がこのドラマの視聴率が絶望的な原因なの
かもしれない。

それはそうと今回の音楽は杉山清貴のふたりの夏物語だった。
杉山清貴のアルバムは10枚以上持っているという位、あの美声の
ファンだったりする。
先月発売されたシングルも風のLONELY WAYの最新バージョンが
入っているというだけで購入してしまった( ´△｀)

評価：★★☆☆☆