相棒 シーズン5
(2006年度10月期・テレ朝)

チーフプロデューサー - 松本基弘
プロデューサー - 島川博篤、西平敦郎
脚本 - 輿水泰弘(1)(13)、古沢良太(2)(7)(11)(16)
岩下悠子(3)(8)(14)(19)、戸田山雅司(4)(10)(17)(18)
櫻井武晴(5)(9)(15)(20)、西村康昭(6)、吉本聡子(12)

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou_05/


第12話 狼の行方

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団地で子供達が帰宅しないという通報があり調べていると
子供達の帽子が郵便ボックスの上から見つかる。郵便ボックス
の上に帽子を乗せるのは子供の身長では難しいことから、犯人
は大人である可能性が高い。
不審者の目撃証言も出てくる。居なくなったのは増田雄一と
大塚亮司。捜査中に薫は不審者を目撃し追跡するが取り逃がし
てしまう。右京は現場に設置してあった粗大ゴミ置き場が目に
つく。犯人が隠れるのに最適の場所だと思い扉を開くと子供
たちが二人そこに居た。
子供達に事情を聞くと見知らぬ男性が、良い物が有るとして
連れてきて突き飛ばして言ったという。しかしそれ以上は
詳しいことを言おうとはせず、子供の家族によってそれ以上の
詮索は阻まれてしまう。

翌日にも子供達を警察署に呼び出し事情を聞くが、一向に
きっちりとした犯人像を語ろうとはしない。そんな中不審者の
神崎という男性が連れてこられる。子供達は曖昧ながらも
あの人が犯人かも知れない様な事を口にする。
しかし物証が無く明確に神崎を犯人とするには難しいために
釈放される。伊丹たちは彼を尾行する事になるが・・・
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嘘から出た誠となってしまった事件。
子供達が自分の保身のためについた嘘が結果的に一人の男性を
容疑者として浮かび上がらせて、社会的地位を奪ってしまう。

自業自得と言ってはなんだが、みんながみんな痛い目に有って
しまうという寂しい事件。
一番の被害者はストーカーに付きまとわれた堀川美紀か。

皮肉なことにストーキングしていた事実によって男性のアリバイ
が晴れていく。

子供達が嘘をついていることは明らかだが、それをどうやって
問い詰めていくのか。

伊丹らの子供の扱いの不器用さと、薫の子供達を手懐ける性格の
違いが面白いように描かれた話だった。

しかし右京は帽子に付いた土とプランタンの土を調査させて
いたけど、この辺の描写には何の意味がない様な気がするのは
気のせいか。

杉下右京 …… 水谷豊
亀山薫 …… 寺脇康文 (警視庁の運転免許試験場)
奥寺美和子 …… 鈴木砂羽 (帝都新聞社会部記者)
宮部たまき …… 高樹沙耶 (小料理屋"花の里"。元右京の妻)

伊丹憲一 …… 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
三浦 信輔 …… 大谷亮介 (警視庁刑事部捜査第一課員)
米沢 守 …… 六角精児 (鑑識課)
角田 六郎 …… 山西惇 (組織犯罪対策部)
内村 完爾 …… 片桐竜次 (警視長)
中園照生 …… 小野了 (警視正)
小野田 公顕 …… 岸部一徳 (警察庁/警視監)
西肇 …… 六角慎司 (捜査第二課員)
芹沢慶二 …… 山中崇史 (捜査一課。伊丹の後輩)

大木長十郎 …… 志水正義
小松真琴 …… 久保田龍吉

神崎哲哉 …… 木下ほうか (ストーカー男。容疑者)
堀川美紀 …… 菊池麻衣子 (哲哉の元彼女)
増田雄一 …… 三村和敬 (誘拐される子)
大塚亮司 …… 井桁雅貴 (誘拐される子)

松田章、浦山迅、中村敦子、高橋ちづ、北村隆幸、竹内和彦
内野雅央、三宅重信

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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