第7話 愛と夢を失う日

村上知子が恋愛にも仕事にも上手く行かず、東京に居る意味を
見出せないまま、実家に帰郷する話。

大抵日本のドラマの場合、1話完結故に短いスパンでしか物事を
捉えられない展開が多く、冒頭で不幸を演出すると必ず光明を
見出すことの出来る希望的エンディングを迎えるのだが、今回
村上知子に落ちるところまで落ちるといった具合に最悪の状況に
まで追い込んだ。

帰郷する時に思い浮かぶ父親の姿がとても印象的で、口には
出さないが娘の活躍を期待している父親の姿がとても良い感じ
に映る。
父親のこんな姿を見せられた日には、再び東京に戻る動機も
存在するかもしれない。

忍成修吾が松重豊に認められるのとは逆に大森南朋の成績が
奮わぬ姿も見られたが、今後この関係の構図を広げていくのかな。

村上知子のエピソードとは逆に、稲垣吾郎と井川遥の関係は、
今後彼女に立ち入る隙があるのかというくらいに発展したが、
これだけ饒舌に語られる物語を否定し、村上知子を好きに
なる描写を果たして描けるのかどうか見物だ。

しかし村上知子の実家・高崎って東京から2時間くらいの距離
なのに、、わざわざ夜行バスを使って帰る辺りが、如何にも
東京/夢に挫折した女性を演出しているって感じ。

あの気の利いた発言をするDJの姿も見せない方が良かった(+_+

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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