第8話 私、芸人になる!

今までコンプレックスのように感じていた"笑い"について、
プラス思考へと推移していく様子を描いた話。

他人を笑わせることのすばらしさはこれまでにも稲垣吾郎の口
から語られていたことだが、村上知子自身がその言葉を実感
していく展開で、それと平行して落ち込んでいた彼女が笑いに
よって全てを忘れられたことによって、笑いに対する見方を
180度転換する。

また井川遥を使ったエピソードでは、笑いに対する位相を高めた
話で、プライドをもって笑いに接している制作者サイドの気持ち
を描いた。それと同時に今でも過去の俳優時代の流れを引きずっ
ている意図も有るのかな。

面白いのは、前述した笑いに対する2つの流れの連携によって
村上知子が立ち直る様子から、笑いを目指すという話を一度に
描いてしまったこと。

タイミングよく東京に復帰した途端、最高の場が用意されて
いる事もテンポの良さを感じることが出来てとても見やすい作り。

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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