結婚宣言する内田有紀。
しかし中途半端でいい加減な気持ちを家族に見透かされ失敗に
終わる。

当を得ず間延びするような内容だと思っていたが、最後の方の
内田有紀が爆発する場面で、ドラマとしての意図が発覚した感じの
話だった。

劇団ひとりの嘘が発覚した事により、彼の人格や彼の生き方には
全く興味が無かったことが分かってしまった。
母親の指摘は的確で、反論の余地がないほどに完膚無きまでに叩き
のめされた内田有紀であるが、結果的には彼女の中の自立心を
上手く誘導した展開なのかも知れない。

完璧な母親を持った事への不満が爆発していたが、これって同姓
ゆえに生まれた葛藤なのかな。

いつも母親に冷たい態度で応対された事により娘が母親の愛情に
疑問視していた所で、自分に付けられた名前の由来を語って聞か
される展開はなかなか良かったのではないかな。

ちょい役ではあるが重要な所で顔を出す小林聡美のクセぶりが
上手く出ていると思う。

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)